子育て 教育委員会連載 第4回

■“教育の未来“は加賀にあり
「そろえる教育」から「伸ばす教育」への改革、不登校支援、新任の先生インタビューなど、学校現場の取組をお送りしてきましたが、今回は、「教育委員会」についてお届けします。

Q.そもそも、市の「教育委員会」って何をするところ?
A.主には小中学校教育の「基盤整備」です。学校を作る・作らないの判断など、「誰もが円滑に義務教育を受けられる環境」を整えています。また、加賀市では、「学校教育ビジョン」を定め、それに基づく改革を各校がしっかり実現できるよう、一緒になって伴走支援しています。なお、「教育長」は教育委員会のトップを指します。

Q.「ビジョン」や基盤整備って、国がやるものではないの?
A.文部科学省は「学習指導要領」などで教育の大枠を定めたり、1人1台端末(PC・タブレット)構想など大規模な予算措置等を行います。また、学校ICTの活用事例・ガイドライン等も示しています。他方、具体的にどんな教育活動を実施するかは、義務教育に関してはひとえに市の教育委員会と学校に任されています。

Q.「主には」学校教育の基盤整備とのことだけど、それ以外は?
A.市民のスポーツ機会の確保、市の文化財の保護、生涯学習の振興なども教育委員会の重要な仕事です。一番業務量が多いという意味で「主」な仕事は学校関係ですが、これらも、子どもから大人まで豊かな暮らしを実現するための大切な領域です。スポーツ関係の仕事がしたいという理由で教育委員会事務局勤務を希望する人もいます。

加賀市では今後も、教育委員会と学校が一丸となって、未来に向けた先進的な活動を展開していきます!

「国」と「教育委員会」の役割分担

※代表的なものに絞るために非常に簡略化した図