くらし 市民と市政の歩み まちづくり・市民の活躍(1)

■故木下浩明(ひろあき)さんに瑞宝双光章
学校教育の振興発展に尽くされた功績をたたえ

元能美市教育長の木下浩明さん(鍋谷町)が瑞宝双光章を受章されました。
木下さんは公立中学校の教員や根上中学校長など38年の長きにわたり学校教育の振興発展に尽くされました。
また令和5年4月1日からは能美市教育長に就任し、能美市の教育行政に尽力されました。

■金沢村田製作所に救急事案に対する感謝状
工場内で発生した救急事案に勇気ある行動

9月5日、市消防本部で、人命救助活動で大きく貢献された金沢村田製作所能美工場の社員6名に対し感謝状を贈呈しました。
今回表彰を受けた6名は工場内で突然心肺停止で倒れた男性を発見し、早期に119番通報や適切な心肺蘇生法、AEDの使用、救急隊の誘導を協力し行いました。その後、男性は医療機関に搬送され、後遺症なく退院することができました。
金沢村田製作所能美工場は企業として救命講習の受講に取り組んでおり、この経験と勇気ある行動が救命の連鎖につながり、尊い命が救われました。
※詳細は本紙をご覧ください。

■能美(のうみ)防災(株)と地域防災力向上に関する協定締結
デジタルツールで防災教育

8月25日、市と能美防災株式会社は、頻発化、激甚化する自然災害に備え、市民の地域防災力の向上を目的とした防災教育の推進を目指し協定を締結しました。
平常時の備えとして防災教育に取り組む協定は、市では初めてとなります。
今後、能美防災(株)が展開する地震・津波体験VRや避難所開設アプリなどの各種デジタルソリューションを防災フェスタや防災訓練で活用し、市民の防災意識を高め、正しい避難行動の啓発を進めていきます。
締結式で内匠一樹(たくみかずき)執行役員は、「社名の能美(のうみ)と地名の能美(のみ)を縁にして、防災教育コンテンツで市の防災減災対策に貢献していきたい」と話されました。

■救急の日 乳幼児の救命講習
いざというときのために

9月11日、子育て支援センターで、乳幼児対象の救命講習会を開催しました。
9月9日は「救急の日」です。市内在住の乳幼児の子どもを持つ保護者や、ファミリーサポートセンターの会員が参加し、市消防本部の救急救命士、能美市女性分団能美の女組(めぐみ)の団員が講師となり、乳幼児に対する心肺蘇生法やAEDの使用方法をゲーム形式を交えて学びました。いざというときに、子どもの命を守れるよう、乳幼児サイズの人形を使用し、受講者は真剣なまなざしで講習に取り組んでいました。

■のみ地域力強化支援ファンド採択式・報告会
お互いの顔がわかる関係づくりを

8月22日、市役所でファンドの採択式と活動計画報告会が行われました。
今回採択された団体は、まちカフェ寺井(食等でつながる地域づくり)です。井出市長は「地域コミュニティが希薄化している思いはあった。月1回、多目的ホールに集いができることは、ふるさとである寺井町にとって大変ありがたい。市長として、地域の住民の1人として、しっかりと支援をさせていただきたい」とエールを送りました。

○まちカフェ寺井
対象者:寺井町会全般
活動場所:寺井町多目的ホール 1階和室
活動頻度:月1回(第4日曜日)
※葬儀使用の場合は次週に繰越(それ以降は繰越なし)
利用料:飲み物100円、食事200円など

■「東京2025デフリンピック」キャラバンカー
能美市でPR

9月8日、「東京2025デフリンピック」のPRキャラバンカーが市役所を訪れました。
聴覚に障がいのある選手の国際的なスポーツ大会「東京2025デフリンピック」は、11月15日に開幕し、26日までの12日間で21種目もの競技が行われます。キャラバンカーはこの大会をPRするため、全国を巡っています。
日本で初開催となる今年は、100周年を迎える節目の年です。
石川県から射撃種目に出場内定している選手がおり、ますます盛り上がりをみせています。