文化 特集(2) ふくい千年文化

歴史、文化、豊かな自然…。
ふるさと福井が育んできた これまでと、これからの千年を訪ねます。

◆Vol.10 奥越に春を呼ぶ奇祭 勝山左義長まつり
ー勝山市ー
「勝山左義長まつり」は県の無形民俗文化財指定の伝統行事で、毎年2月の最終の土日に開かれます。まつりが近づくと市街地にはカラフルな短冊が飾られ、練習する太鼓の音が聞こえてきます。
当日は町内ごとに建てられた櫓(やぐら)の上で、三味線や笛に合わせて太鼓が演奏されます。ベースとなる「地打ち方」と浮かれ踊りながら打つ「浮き方」、太鼓の上に腰掛ける「座り方」の3人が、長襦袢(ながじゅばん)姿で一つの太鼓を囲みます。バチは短く、座り方は頭の後ろにお面を付けるのが決まり。個性的なバチさばきや左右に揺れるお面の動きが観客の笑いを誘います。以前は打ち手は男性と決まっていましたが、近年は子どもや女性も増えているそう。子ども対象のコンクールも開かれ、担い手の育成にも力を入れています。
また、日常の生活用具で作った干支などの作品に、洒落のきいた短歌を添えた「作り物」も見どころ。時代や世相を風刺した川柳が描かれた「絵行燈(えあんどん)」も、訪れる人を楽しませています。
2日目の夜、弁天河原で行われるどんど焼きでまつりはフィナーレに。この頃から雪深い奥越にも、春の足音が少しずつ聞かれるようになります。

◆TOPIC
○勝山左義長まつり
令和8年2月21日(土)、22日(日)

21日(土)
・左義長ばやし
13時~ 上後区の一番太鼓に続き各区で開始
・作り物・行燈コンクール
13時30分~ 区内各所

22日(日)
・子どもばやしコンクール
10時~ 区内各所
・どんど焼き
20時~ どんど焼き点火

※おはやしは、各地区ごとに休憩時間を交えながらプログラムが組まれています。

無料シャトルバス運行:勝山駅と本部テント前を無料シャトルバスが電車の時間に合わせて30分間隔で運行
・21日/12時24分~17時53分
・22日/10時24分~17時53分
無料駐車場:勝山市役所ほか

お問い合わせ:勝山左義長まつり実行委員会事務局(勝山市未来創造課)
【電話】0779-88-8114