- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県
- 広報紙名 : NEWSふくい 77号
歴史、文化、豊かな自然…。
ふるさと福井が育んできた これまでと、これからの千年を訪ねます。
■Vol.8 400年超の歴史を体感!
福井城址
福井市大手
徳川家康の次男で福井藩初代藩主の結城秀康が、慶長11(1606)年頃に築いた福井城。その城郭は徳川御三家をしのぐ規模を誇りました。明治以降、櫓や城門は取り壊され、四重五重の水堀も徐々に埋められましたが、本丸の石垣と内堀は400年以上たった今もほぼ形を変えることなく現存しています。
県では、福井城址の魅力を発信するため、石垣のライトアップを実施。毎日、日没後から22時まで点灯し、笏谷石の石垣がお堀の水面に映り込み、趣ある風景を描き出します。また、ありし日の福井城をVRで体感できる専用アプリ「ストリートミュージアム(R)」を無料で提供しています。
県はこれまで、福井城址の歴史的価値をさらに高めるため、「御廊下橋(おろうかばし)」や「山里口御門(やまざとぐちごもん)」の復元整備を行ってきました。現在は、坤櫓(ひつじさるやぐら)や本丸西側土塀の復元を進めており、令和11年度に完成予定です。往時の坤櫓は高さ16mの3層5階建てで、代用天守としての役割を担っていたと考えられています。復元されれば、県内で一番大きな城郭建築物になり、福井駅からも見えるようになります。新幹線駅に降り立ってお城が見えるのは全国的にも珍しく、新たな観光資源となることが期待されます。
▽TOPIC
県では、坤櫓や本丸西側土塀の復元整備の財源として、福井城櫓等復元募金を集めています。いただいた募金額に応じて、御城印や福井城オリジナルタンブラー、福井城旧景「御本城橋」トートバック、福井城オリジナル御城印帳など福井城ゆかりの記念品を進呈。ご支援よろしくお願いします。
お問い合わせ:交通まちづくり課
【電話】0776-20-0724
