くらし 特集 第二次坂井市総合計画 後期基本計画スタート

市では、令和2年に第二次坂井市総合計画(令和2~11年度)を策定し、将来像「輝く未来へ…みんなで創る希望のまち~子どもたちの夢を育む“ふるさと”を目指して~」の実現に向け3つの視点からなる6つの施策分野に取り組んでいます。
今回策定した後期基本計画は、令和7年度を初年度とする後期5年間の基本計画となります。

◆幸福実感の視点が追加
今回の総合計画後期基本計画では、市が目指す将来像の実現に向け掲げていた3つの視点に、新たに「幸せを実感できるまちづくりの視点」が追加されました。
人口減少・高齢化社会が急速に進む中で、市が持続的に発展を遂げるためには、住みよさを高めるだけでなく、市民が幸福を実感でき、住み続けたくなるまちづくりを進めていくことも重要です。
そのためには、ウェルビーイングの考え方を取り入れ、市民との対話を通して施策の立案や検証を行い、共に市民の幸せや市の将来を考えていくことで、市に暮らす全ての人の幸福実感の向上を目指すという視点が必要です。

▽市総合計画に必要な4つの視点

◆計画策定の背景には人口減少や少子高齢化の進行が
日本の人口は、平成20年をピークに減少に転じ、男女とも非婚化、晩婚化が進み、出生数も減少しています。また、人口構成も変化し、65歳以上の高齢者人口の割合が増え、少子高齢化が進んでいます。坂井市においても同様で、今後もこの傾向は続くと想定されます。(下図参照)
このような人口減少・超高齢化社会にあっても、地域経済の活力を維持・向上させ、市民が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりが求められています。

▽表 これまでの傾向を踏まえた市の人口の長期的見通し(推計)

出典元:坂井市人口ビジョン

◆計画策定にあたって、坂井市への思いや幸福度を把握! 市民満足度調査と市民ワークショップを実施
◇市民満足度調査 住みよさや、政策評価に加えて「地域幸福度」も調査し、幸福度を把握
・地域幸福度調査
全体のスコア 3.33/5
現在の坂井市民の幸福度で、今後の基準になります!

・住みよさ調査
住みよいと回答した率
前回調査:77.2%
今回調査:79.5%

・政策評価調査
市の政策に対する31項目の評価
前回調査と比較して満足が増加して、不満が減少
14/31項目

◇調査結果のポイント
住みよさ調査や政策評価調査では、前回調査時より良い結果でした。地域幸福度調査では、市民協働・市民参画の分野の充足度・重要度が比較的に低かった。この分野が高まれば市民の幸福度が向上すると推測されます。

◇市民ワークショップ 地区の住民が顔を合わせて幸せに暮らせる坂井市について対話
ワークショップには、子どもから高齢者まで、幅広い世代の市民が参加しました。幸せを実感しながら住み続けることができる地域のために、自分たちにできることを話し合いました。

◆これから市はどう変わっていく?
アンケートやワークショップなどを活用して、市民の皆さんの意見に耳を傾けます

市民の幸福度(気持ち)を図ることのできる数値目標を見直して、市民の幸福実感を測っていきます

幸せを実感できる施策を実施していきます

後期基本計画は、多くの市民のみなさんの声を聴き、意見・提案などを取り入れています。
これから先の時代を見据えたとき、さまざまな社会環境の変化が予想されますが、坂井市の個性を生かしながら、子どもたちの夢を育むふるさとを目指して、まちづくりを進めていきます。

問合せ:企画政策課
【電話】50-3013