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- 自治体名 : 福井県永平寺町
- 広報紙名 : 広報永平寺 令和7年6月号
5月11日、手話通訳や音声ガイド、背景に日本語字幕を付けることで、すべての環境を共有し、あらゆるバリアを超えてみんなで一緒に楽しめる演劇が、福井県立大学永平寺キャンパスで上演され、聴覚や視覚に障がいのある子どもや大人たちも一緒に、本格的な舞台演劇を楽しみました。上演したのは東京演劇集団「風」の「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」。ステージでは手話通訳士が俳優と一緒に動き回りながらせりふを手話で表現したほか、せりふをスクリーンに字幕で映し出す工夫も凝らされていました。
通っている手話教室で公演の開催を知って福井市から訪れたというお二人は「これまで見たことのないような演劇だった。手話通訳士も俳優として出演しているのがおもしろい。障がいを持った人たちに配慮した情報がたくさんあり、こんな表現ができるんだと感動した」と話していました。