しごと [特集]林業・水産業を担う若い力!

■水産業
ふくい水産カレッジでは、県内で新たに漁業、養殖業に就業したい人を対象に、実践的な研修が行われています。
町内への入校生は今年で21人となりました。

◇令和6年10月漁船就業コース入校
修了生 阪下(さかした)侃栄(かんえい)さん(23才/第十八緑丸)
漁業を営む祖父の姿を見て育ち、漁師を志しました。漁師をしながらふくい水産カレッジで一年間の過程を修了し、仕事も2年目になった今一番強く感じているのは、周りのみなさんの支えのありがたさです。漁業はとても危険が伴う仕事で、絶対に一人ではできません。周囲の支えのおかげで、真剣に集中して仕事に取り組むことができていると思います。
県内で一番の漁業の町である越前町で仕事ができることに感謝の気持ちで、これまで漁業を頑張ってきた漁師のみなさんの気持ちを大事にして、自分自身も頑張っていきたいです。

◇令和7年10月17日漁船就業コース入校
入校生 谷口(たにぐち)嵩佑(しゅうすけ)さん(25才/大喜丸)
他業種からの転職で漁業に就業しました。それまでは漁師の仕事について何も知りませんでしたが、船長との出会いがきっかけで漁業の話をする中で、自分が力になれるのではと思い、漁師になりました。
今の水産業の話を聞き、漁業のことや経営について勉強することが大事だと感じ、水産カレッジで学ぶことを決めました。
これからの漁師業界を引っ張っていけるような漁師になれるよう、また船長を目指して、頑張っていきたいです。

■林業
町では森林環境譲与税を活用し、町内の林業経営体の林業従事者や新規就業者への安全装具等の購入を補助しています。
町内の若手就業者を紹介します。

◇橋本(はしもと)明賢(あきよし)さん(38才/(株)丸勝木材)
私たちの主な仕事内容は、間伐・皆伐・特殊伐採といった木を伐(き)り、伐った木を山から運び出す「伐採・搬出作業」です。間伐作業では、施業前は樹木が込み合って暗かった山が、施業後には日光が差し込んで明るくなり、環境の変化を目に見えて実感できます。一定の面積の木を全て伐採する皆伐作業では、終えたあとの大きな達成感が魅力の一つです。特殊伐採という大径木や建物に隣接するなど伐採の難しい木を伐る作業では、県内だけでなく全国各地に出向くこともあり、普段はなかなか見ることのできない大きな木を伐る機会があるのも、この仕事の醍醐味です。
林業は大変なこともありますが、日本の国土の約7割を占める森林を維持・管理するために欠かせない、やりがいのある仕事だと思います。

◇村田(むらた)生成(きなり)さん(21才/(株)丸勝木材)
職人である両親にあこがれて自分も手に職をつけたいと思い悩んでいたところ、母親の紹介で林業の現場を見せていただき、大木を倒していく職人の姿や、倒れていく木の迫力に魅了されました。
僕は高校卒業後にふくい林業カレッジという、チェーンソーや重機の使い方を1から学べる学校で1年間過ごしました。幅広い年齢層の学生が実技や林業全体のことを学び、資格や免許を取ることができます。インターン制度では実際の仕事の雰囲気を体感できとても助かりました。林業に興味がある人は就職前に入校をおすすめします。
林業は危険な仕事で、作業に慣れてくると確認不足や慢心、思い込みなどが事故につながります。僕自身も安全第一でしっかりと確認、予測をして、一つ一つの作業を極められるよう精進していきたいです。

◇青山(あおやま)宗太(そうた)さん(20才/髙松林建)
地元で林業の会社に就職したものの、初めは林業について知識も経験もありませんでした。やってみると、1本の木を伐って始末するのに、伐るだけでなく搬出作業などさまざまな仕事や多くの種類の機械があることがわかりました。小さい頃あこがれた重機やチェーンソーなどの機械を扱うのも面白いです。身体を動かす仕事が自分に向いていると感じています。作業は命にかかわる危険もあるため厳しさもありますが、その分とても面倒見がよく尊敬できる上司や先輩に恵まれ、休まず仕事に行きたいくらい楽しいです。
僕は山の景色が好きなので、現場では眺めが気持ちよく、普段は行けないような山奥などの場所に行けるのも魅力の一つです。今後いろいろな場所で仕事をするのが楽しみです。