- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県北杜市
- 広報紙名 : 広報ほくと 令和7年5月号
■異なる2つの料金体系
現在の水道料金は、合併前の旧町村から引き継いだ料金を統一するために、峡北地域広域水道企業団からのダム水受水の有無によって2つの料金体系としました。これは8町の料金を可能な限りまとめていくための措置で、当時としては合理性がありました。現在は、北杜市水道事業として認可を受け、一事業一会計の原則の下、市内全域に等しく水道水給水サービスを実施しています。水道法では、合理的な理由がない限り、統一料金であることが求められます。
○なぜ統一する必要があるの? 一水道事業、同一料金の原則
一事業一会計になったスケールメリットで、これまで整備できなかったところに、重点的に投資できるんだ。
・全国的にもまれです
全国の水道事業を運営する1,228自治体のうち、複数の料金体系をもっているのは北杜市を含む13自治体だけなんだ。
○責任水量制について
ダム受水費は、水道企業団との事前の供給契約で結んだ水量を、責任を持って引き受ける責任水量制によるものです。将来的には、人口減少などにより必要水量が減少することが予想されますので、契約水量の見直しを図っていく必要があります。
別荘も多く、観光地もあるから、季節的な変動に備える必要があるんだよ。
契約水量は、1日当たりの最大給水量に余裕を持たせた水量としています。現状、1日最大給水量と1日当たり契約水量は、ほぼ均衡が保たれています。
水道企業団の経営は責任水量制により経営の安定化が図られています。
・負担の公平性の確保が必要です!
提供するサービスはどの地区も変わらないんだよ。だったら、水道料金を統一すべきだよね!
白州・武川地区は、自己水源からの給水のため、異なる料金体系なんです…。でも、明野ほか5地区の人たちは、ダム水が供給されていない地域でも、同じ料金を負担しているんだ。
審議会の資料、議事録などはこちらをご参照ください。
問合せ:上下水道総務課
【電話】42-1342
【FAX】42-1444