くらし 消防本部からのお知らせ

■剪定枝等の焼却行為について
剪定枝等の焼却行為からの火災が多く発生しています。原則、野焼きは法律で禁止されていますが、農業を営む上でやむを得ない焼却(剪定枝の焼却など)は例外とされています。焼却を行う際には「火災と紛らわしい煙または火災を発するおそれのある行為」となるため、次のことに注意してください。
・消防署に必ず連絡する。
・風の強い日には焼却をしない。
・日中以外は焼却をしない。
・周りに下草など燃え移るものがないことを確認する。
・穴を掘って焼却するなど、火が燃え移らないように配慮する。
・水バケツなどの消火器具を用意する。
・煙を見た人が誤って通報することや近所のトラブルを防ぐため、煙が大量に出ないよう少量ずつ焼却する。
・完全に火が消えるまでその場を離れない。
焼却中に目を離すこと、畑内の数か所で同時に焼却すること、さらには強風にあおられることにより、周りの下草に火が燃え移り、火災となる事案が多いので、焼却を行う際には十分注意をしてください。

■電気火災防止のための注意点
電化製品を使用するため、多くの人が毎日コンセントを使用しています。そんなコンセントですが、いつもと同じように使用していたとしても、時には火災の原因になってしまうことがあります。今回はコンセント付近の火災を防ぐためのチェックポイントを紹介しますので、確認してみてください。
・コンセントと差し込みプラグの間にほこりはありませんか?
・コンセントに差し込んでいるプラグに変形はありませんか?
・1つのコンセントから延長コードでタコ足配線していませんか?
・コンセントと差し込みプラグの間に緩みはありませんか?
・コンセントや差し込みプラグに破損はありませんか?
また、台風や地震などの災害で停電し、電気が復旧した際に火災が発生することがあります(通電火災)。東日本大震災では原因が特定された過半数が電気関係の出火でした。災害による停電で避難するために家を空けるときには、ブレーカーを切ることや揺れを感知した時、自動的にブレーカーを落として電気を止める「感震ブレーカー」の設置が非常に効果的です。家具等の転倒防止も火災の防止に有効となります。日常から電気火災の対策をお願いします。

■近年急増!リチウムイオン電池製品の取り扱いに要注意
リチウムイオン電池に起因する火災が近年急増し、令和6年中は全国で106件発生し過去最多となっています。

○これは危険!今すぐチェック!
・熱のこもりやすい場所で使用している。
・膨らみ、変形している。
・過去に落下させたことがある。
・充電中や使用中に発熱することがある。
・充電できないなどの不具合がある。
これら1つでも当てはまる場合は火災の危険が…!
万が一、火災が発生したら
・火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らない。
・火花や煙の勢いが収まったら大量の水や消火器で消火する。
・消火後、安全に配慮し可能であれば水没させる。
などの方法で対処して下さい。

○火災を防ぐための5つのポイントをご紹介します。
・製品に衝撃を与えない。むやみに分解しない。
・整理整頓された場所で充電する。
・製造業者が指定する充電器やバッテリーを使用する。
・膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなど異常がある場合は使用をやめ、製造業者や販売店に相談する。
・熱のこもりやすい場所での使用は控える。
非常に便利なモバイルバッテリーですが使用方法を間違えると火災の危険がありますので、安全に使用してください。

■秋の全国火災予防週間が始まります
11月9日から15日までの一週間、秋の火災予防週間が実施されます。市民の皆さまに防火防災意識や防災行動力を高めてもらうことにより、火災の発生を防ぎ被害を最小限にとどめ、火災から生命・財産を守りましょう。

問合せ先:消防本部予防課・消防署
【電話】055-261-0119