子育て 特集 学校は地域(みんな)でつくる~コミュニティスクールは未来への可能性~(2)

■[voice]コミュニティスクールに携わる方の声
~市内の学校の取り組みを紹介します~

◆CASE-1 北小学校
コミュニティスクールは「まちづくり」「人づくり」

▽地域コーディネーター 伴さん
・コーディネーターとしての関わりは
学校と地域の願いをつなげるための橋渡しや準備、調整などをしています。常に新しいことにチャレンジしたいです。
・どのような活動があるか
クラブ活動の講師といった学校支援などをしています。また、学校が日常的に地域の大人の学びの場になり、楽しく学んでいます。
・大切にしていることは
北小学校では、コミュニティスクールを「まちづくり」「人づくり」の場と考えています。
地域に大切にされた子どもが、いずれ地域を大切にする大人になる。そんなあたたかい循環が生まれたら素敵だと思っています。

▽学校運営委員 田中さん
・活動内容は
私は、北部地区まちづくり協議会に所属しています。
協議会では、教育に積極的に関わっていく方針のもと、文化・歴史部会、安全・防災部会、環境・生活部会のすべての部会で、学校の授業や行事との連携に力を入れています。

▽北小学校校長 堀内さん
・ボランティア活動への思いは
地域の方と直接触れ合うことで、学校だけでは得られない知識が学べるなど、とても良い影響を与えてもらっています。
・地元自治会・PTA・まちづくり協議会との連携は
災害時に学校は避難所になります。災害時にできることを地域と一緒に考えるため、昨年度初めて地域の方と避難所の設営訓練をしました。防災を通じて、「学校と地域の協働の学び」が実現しました。
・今後の目標は
学校だけでなく、地域全体で未来ある子どもを育てていく活動や体制を作っていきたいです。

◆CASE-2 神川小学校
学校と地域がWin-Winに

▽運営委員 江澤さん
・活動のきっかけは
神川地区の主任児童委員を務めており、「子どもの役に立つことをしたい」と思ったことがきっかけです。
・活動内容は
学習支援や新一年生への給食指導、コミュニティルームで遊びの場の提供などをしています。
・大切にしていることは
子どもや先生の役に立っているか、喜んでもらっているかを常に考えながら活動しています。
・楽しいことは
子どもと一緒に活動できることです。また、活動の後に、ボランティア同士でお茶を飲む時間も楽しいですね。学校に集うことで、地域の人と仲良くなれるのが嬉しいです。

▽神川小学校 前校長 田中さん
・地域の方と子どもが関わるメリットは
地域の方に子どもの成長を見守っていただいています。地域の方に自然とあいさつができるようになるなど、子どもと地域が良い関係を築けています。
・今後期待することは
地域の方が学校に来てお茶を飲みながら話をする。そこに休み時間になった子どもが遊びに来るといった、「地域のオアシス」のような場所になれば良いと思っています。

◆CASE-3 真田中学校
「ひろがる・つながる学校づくり」を目指して

▽学校運営委員長 青木さん
・活動内容は
サルビアの植栽やコミュニティルーム、放課後学習、放課後カルチャークラブなどをしています。今年は53名のボランティアの方にご協力いただいています。
・地域の方へメッセージ
学校の敷居は高いと思っている人もいますが、学校のボランティア活動はどなたでも参加していただけますので、気楽に学校へ来てください。
地域とともに学校を盛り上げていきましょう。

▽地域コーディネーター 小市さん
・地域の方の活動内容は
真田中の伝統である生徒一人一鉢のサルビア栽培を継続するため、生徒や先生とともに地域の人も一緒に育てています。学習支援では、放課後の教室を使って、生徒が自主的に学習できるようにサポートしています。
・今後の目標は
「わたしが学校に行っていいの?」という声をよく聞きます。そういった考えを変えていただけるように、どんどん声をかけて、活動の輪を広げていきたいと思います。

▽学校運営委員 城間さん
・活動内容は
真田の郷まちづくり推進会議の事業として、学校が楽しいところになるように、休み時間にボランティアルームを開放したり、放課後に地域講師によるカルチャークラブを開催したりしています。
・今後の目標は
より多くの地域の方にボランティアルームに来てもらいたいです。そこに子どもたちが立ち寄り、地域の方との会話が生まれ、関係性もでき、そのつながりから、何か発展していけばいいなと考えています。

▽真田中学校 教頭 後藤さん
・ボランティア活動への思いは
コロナ禍の影響により、今の中学生はコミュニケーションの機会が制限されてきました。そのため、地域の方との触れ合いがもたらす教育的な意義は、大きいと感じています。
・学校として大切にしていることは
コミュニティスクールの取り組みを地域の方に知ってもらうため、学校だよりには必ず活動の様子を掲載しています。持続可能なコミュニティスクールを目指しています。

■子どもを支える輪に、あなたも参加しませんか?
市内の学校では、「できるひとができるときにできることを」をモットーに、地域の方々がさまざまなかたちで関わり、学校ごとに特色ある取り組みを進めています。
あなたも、子どもの豊かな成長を支えてみませんか。
詳しくは、生涯学習・文化財課または各地域の公民館までお問い合わせください。

コミュニティスクールやボランティア活動に関する詳細は、市ホームページでも紹介していますので、ぜひご覧ください。

▽出前講座実施中!
職員が皆さまのもとに出向いてコミュニティスクールについて説明します。地域の学習などにぜひご利用ください。

問合せ:
生涯学習・文化財課【電話】23・6370  
学校教育課【電話】23・5101