- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年6月号
■ライフステージと歯科
▽妊産婦
「妊娠すると歯周病になりやすい」とか「出産すると歯が悪くなる」という話を聞きます。確かに、妊娠によって虫歯や歯周病のリスクは高くなりますが、適切なお口のケアによって予防することも可能です。市の無料妊婦歯科健診を受け、妊娠期のお口の健康を保ち、安心して出産を迎えてほしいと思います。
▽乳幼児期・学童期
子どもの歯が生え始めるのは生後6〜8か月頃です。乳幼児健診では虫歯予防の習慣についてお伝えするほか、食べる・話す・表情を作る・呼吸を助けるなど、お口の機能発達の成長を見守ります。
幼児、保育園、小中高校と、歯科健診が義務付けられています。この期間はブラッシングの指導も入り、生活習慣も身に付きます。
▽青年期
20歳頃から、進学や就職などの環境の変化に伴い生活習慣が不規則になり、歯周病を発症しやすくなります。歯周病の初期段階では自覚症状がほとんどないため、気付かないまま進行してしまうケースも少なくありません。
生涯にわたり使用していく歯だからこそ、「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的に歯科健診を受けることが大切です。
▽高齢期
高齢になると、歯茎の血行不良や免疫力の低下、唾液の減少などにより歯周病を発症しやすくなります。また、嚥下障害が起こったり活舌が悪くなったりします。
しっかり嚙んで食べることやよく話すこと、口腔トレーニングを行うことなど心がけましょう。
●市では、歯科健診の補助事業を行っています。ぜひお申し込みください。
問合せ:子育てサポート課 母子保健係