- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年12月号
木島地区 岡田瑞生
■自分の人生を振り返って
自分の人生を振り返ると、クロスカントリースキーが多く関わってきます。
私は生まれてから今に至るまで飯山市で生活しています。幼少期は喘息持ちで入院もよくしていました。そんな中、兄の影響で小学校1 年生の時に始めたのが野球とクロスカントリースキーでした。野球とクロスカントリースキーに打ち込んでいると、自然と心肺機能が強化されて、気がつくと喘息の症状も見られなくなりました。私の中学校時代は部の兼部が認められなかったので、そこでスキー部を選びました。ここが大きな人生の分岐点だったと思える選択だったと思います。クロスカントリースキーは大学まで続け、今でもコーチとして関わらせていただいています。
■スポーツで得られたもの
スポーツをやっているとつらい練習、つらい経験は当然あるものです。しかし競技をやめて振り返ってみるといい思い出となります。「あの時のあの練習辛かったな」とか「こんなことあったんですよ」とか話しているときはなぜか笑顔なんです。社会人になってつらいことがあったときに過去の経験が支えになってくれています。楽しかった思い出だけでなくつらかったことも今の自分にとってはいい思い出なんだなと感じています。
■最後に
私が子どもの頃はできるスポーツの選択肢は今に比べると限られていましたが、現在は色々なスポーツ、習い事は増えています。自分が一生懸命になれるもの、やってきたことは社会に出たときに活かされることや人生において大切なものを得られたと私は思います。スキーでの経験は私のベースであり、私がスキーで知り合ったライバル、同志は今でも良き友人です。「なにかを一生懸命やってきたこと」=「今の自分」なんだと私は思います。
