- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年5月号
■新館長あいさつ
4月より図書館長に就任いたしました島﨑紀明と申します。よろしくお願いします。
図書館業務に携わらせていただくのは35年の市役所勤務で初めての経験であります。職員のみなさんとともに力を合わせて、より利用しやすい図書館運営に努めてまいりたいと存じます。
館内を覗いてみますと、たくさんの本が貸し出しのときを待っています。小さな図書館ですが、蔵書はおよそ14万冊。新聞、各種月刊雑誌から児童書、自然・歴史書、CD・DVDまで勢揃いし充実しています。さがしている本も司書のみなさんが丁寧に相談に乗っていますのでお気軽にお声かけください。
図書館は気分転換にもってこいの場所です。子どもへの絵本の読み聞かせや、お家での勉強に行き詰まったら図書館の学習室で勉強するのもいいでしょう。図書館を便利にお使いください。
新たな本や人たちとの出会いの場となるかもしれません。多くのみなさまのご来館をお待ちしています。
■えほんコミュニケーターおすすめ絵本
▽えほんコミュニケーター 宮澤貴美代さん
『花さき山』
斎藤隆介/作 滝平二郎/絵 岩崎書店
ものがたり絵本『花さき山』を紹介します。
主人公のあやは、祭りのごちそうをつくるために、山へ山菜を採りに行って道に迷い、不思議なお婆さんと出会います。そのお婆さんは、あやの名前や、いろんなことを知っています。そして一面に咲いている美しい花々の訳も。
「この赤い花はお前の咲かせた花だよ」
「えーっ! どうして?」
家に帰って不思議なお婆さんが話してくれたことを家族に話しても、信じてもらえませんでした。あやは再び山へ行ってみました。お婆さんに会えたでしょうか。
斎藤隆介のものがたりと、滝平二郎の美しい切り絵が、人の心の美しさを静かに感動的に伝えてくれます。
▽えほんコミュニケーター 常田貴志子さん
『ぼくにもそのあいをください』
宮西達也/作・絵 ポプラ社
“この世の中、力が強い者が勝ち。一番なんだ”
かつては最強だったティラノサウルス。力こそが大事という考えは、老いた今、若さ故の愚かさだったと気づく。なにくそと思っても体はいうことをきかない。そんな時、小さなトリケラトプスの子どもに出会う。
若さ故の愚かさ、一途に慕う者の強さ。それらを知った時、強い愛が芽生え、自己犠牲を払う事となった。その自己犠牲を受けた者は、それを大きな愛として受け取り、次世代へ縁として紡いでいく。
“ありがとう、僕もおじさんみたいに助ける人になるよ‼”温かくほろりとする恐竜たちの物語です。
■蔵書点検のため休館します
5月22日(木)~5月30日(金)
この期間中は移動図書館車の巡回も休止となります
休館中、本の返却は「返却ポスト」をご利用ください。
返却ポストは図書館正面の玄関スロープ付近、または飯山市公民館からの通路にあります。ただし、CD・DVDといった視聴覚資料は破損のおそれがあるため、図書館の開館日にカウンターでご返却ください。
ご不便をおかけいたしますが、ご協力よろしくお願いします。
▽蔵書点検ってどんなことをするの?
ハンディターミナルを使用して、図書館に所蔵されている約14万点の資料のバーコードを1点ずつ読み取り、所蔵データと照合します。ここで照合できなかった資料を調べて正しい書棚に戻したり、所在不明になっていた資料が発見されることもあり、非常に重要な作業です。
《絵本で育てるまちづくり事業》
■いい山えほんコミュニケーターのおでかけおはなし会
日程:6月14日(土)10:00~15:00
場所:道の駅 花の駅千曲川 デッキスペース
3~4回のおはなし会を予定しています。詳しくはHP・インスタグラムで♪
■えほんコミュニケーター第2期生募集!!
図書館では、絵本の読み語りを通じ、絵本の世界や魅力を伝える「いい山えほんコミュニケーター養成講座」を開催します。
講座受講後は、えほんコミュニケーター第2期生として絵本の読み聞かせ活動を行っていただきます。募集案内など詳しくは図書館HPをご覧ください。
問合せ:市立飯山図書館
【電話】0269-62-1118