くらし 図書館 ニュース(1)

■蔵書点検作業が終了しました
5月22日から30日にかけて実施した蔵書点検作業が終了しました。この期間は特別休館とさせていただき、一冊ずつ資料の所在や状況を確かめました。本来と違う書棚にある資料や、所在不明だった資料を探すことができました。
また、快適にご利用いただけますよう、日ごろ手の行き届かない場所の清掃や書棚の整理整頓も行いました。
今年度も、ボランティアの方々にご協力をいただき、作業がスムーズに進みました。御礼申し上げます。
長期休館により、利用者の皆さまにはたいへんご不便をおかけしました。
図書館は5月31日より通常どおり開館しています。職員一同、皆さまのご来館をお待ちしています。

■えほんコミュニケーターおすすめ絵本
▽えほんコミュニケーター 武田喜代子さん
『かぜのでんわ』
いもとようこ/作・絵 金の星社
岩手県の佐々木さんという方が、自宅の庭に「風の電話ボックス」を置きました。それは、もう会えなくなった相手に想いを伝える空間で、実際には電話は繋がっていません。東日本大震災の時に、心の復興のきっかけになればよいと実現させました。そんな想いを綴った本です。
私も数年前に母を亡くしました。突然ではないけれど、遠く離れて暮らしていたので、年1回しか会いにいけませんでした。もっといろいろ話をすればよかった。聞いてあげればよかった。今話せるならいろいろ話してみたい……。自分の想いが重なりました。
誰にでもある想い、そんな想いを感じさせてくれる本です。

▽えほんコミュニケーター 松澤重慶さん
『おばけのきもだめし』
内田麟太郎/文 山本孝/絵 岩崎書店
この本は野上曉先生から図書館に寄贈された本です。
だれだってこわがりです。子どもたちは「こわい、こわい」といいながら幽霊やお化けの話が大好きです。子どもたちはどうして「こわいもの」に興味をもつのでしょうか。わたしたち大人でも、こわいものはたくさんあります。
夜道の一人歩き、道に迷ったとき、日常でたくさんの「こわい思い」をしています。でも、大人は自分が「こわがり」といわれるのが、恥ずかしいと思っていますので、内心はびくびくしても、こわいことなんてあるものかと強がってみせます。でも子どもたちは、自分が弱いことを知っていますから言えるのです。「こわいもの」がこわくなくなるのは、その正体がわかったとき。怖さが消えるのです。

■いい山えほんコミュニケーターの「おでかけおはなし会in菜の花まつり」
5月5日いいやま菜の花まつり会場内で、「いい山えほんコミュニケーターのおでかけおはなし会」を実施しました。
6名のえほんコミュニケーターと図書館司書による全3回のおはなし会では、大きな絵本や紙芝居などを楽しく読み語りました。
また、図書館から持参した絵本を自由に手に取ってご覧いただくスペースも設けました。当日は天候にも恵まれ、大勢の家族連れの方々にご来場いただきました。
今後もさまざまな場所でのおはなし会を予定しています。8月10日(日)には、テラマチマルシェに出展します。ぜひお立ち寄りください。

問合せ:市立飯山図書館
【電話】0269-62-1118