文化 《シリーズ》〜小菅の里及び小菅山の文化的景観〜

■小菅の社寺 1
小菅地域には多くの宗教建築が分布しています。それらの信仰遺構の分布は、千曲川左岸の大関橋手前にのこる一の鳥居跡にはじまり、小菅神社奥社本殿とその背後の山域にまで至ります。特に小菅集落内には多くの宗教建築が点在しています。
まず、集落の入り口に仁王門があります。仁王門は、宗教的世界と俗世間の結界を示す門として象徴的な建物です。さらに中央の道路を上っていくと左手に鳥居があり、鳥居をくぐって長く続く石段の先に小菅神社里宮があります。神楽殿、神輿殿、神馬殿が建ち並び一段高い最奥に本殿があります。里宮は神事が執り行われる中心的な建物です。その東側には講堂があります。講堂の内陣には享保17(1732)年の墨書がある阿弥陀三尊像が安置されています。講堂は明治期には学校として、昭和初期には公会堂として使用されていました。また、講堂前の広場は「小菅の柱松行事」が執り行われる重要な場所となっています。