くらし 飛躍 新たな一歩を!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第564号
小海町長 黒澤弘
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまには希望に満ちた輝かしいを新春お迎えのこととお慶び申し上げます。
早いもので、町民の皆様方にご支援とご協力いただきました二期八年が経とうとしております。「元気な小海町」を公約に掲げ、「挑戦・新鮮・実行」を合言葉に、様々な事業や課題に真摯に向き合い取り組んでまいりました。コロナ禍の緊急事態宣言で活動ができなかった期間もありましたが、この間、町民の皆様や議会の皆様方のご意見や力強いご指導を賜り、心から厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、四月二十日に小海町議会議員選挙が行われ十二名の議員が選出されました。議員のなり手不足が話題となる中、当町については十五名が立候補し選挙戦が繰り広げられ、二十歳代の議員が誕生し活気に満ちた議会構成となりました。議員の皆様方のご活躍を心よりご祈念申し上げます。
また、国政におきましては、十月二十一日高市早苗氏が内閣総理大臣に選出され、憲政史上初めて女性の首相が誕生いたしました。この歴史的な出来事は、私たち地方自治体にも変化への準備と意識の向上を促す契機となりました。物価高騰対策が待たれる中、ガソリン税の暫定税率の廃止、電気やガス料金の引き下げ、子育て応援手当などの取り組みが順次進められております。
さて、気候変動はますます顕著となり、国内最高気温が二回も更新されることになりました。一度目は七月に兵庫県の丹波市(たんばし)で四十一・二度、二度目は八月に群馬県の伊勢崎市で四十一・八度でした。佐久地域においては八月では観測史上最高となる三十七度を記録するなど猛暑に見舞われました。当町においても高温続きで高原の冷涼な気候が崩れつつあります。
わが町の基幹産業の一つであります高原野菜のJA関係の販売状況につきましては、出荷が始まったばかりの五月下旬からレタス、サニーレタス、白菜などが廃棄となり八月上旬まで、価格が低迷しました。干ばつの影響により、お盆を境に急に品薄となり価格が高騰しましが、資材の高騰と異常気象が続く中で、従事する皆様の苦労は尽きなかったとお察しいたします。本年は苦労が報われる年となるよう願うところでございます。
このような中、子育て・教育関係におきましては、令和七年度の最も大きな事業であります児童館の増築を行っております。現在のなかよし児童館の千曲川寄りに既存より若干大きな建物を増築します。児童館は、三歳未満の通園していない親子が午前中「子育て支援センター」として、午後は「放課後児童クラブ」として小学生が一日に三十人~五十人、月に約千人前後の皆様が活発に利用されております。増築後は授乳室や相談室など備えるほか屋内での滑り台、ネットトランポリンなどの遊具が充実します。広々とした空間で安全に利用していただけるよう整備を進めてまいります。
また、小・中学校におきましては、近年の教員不足に対し、町費あるいは組合費の講師を積極的に採用し、子どもたち一人ひとりに合った学びの場を提供するとともに、昨年四月に教育委員会に「こども課」を設置し、保育園と小学校の連携強化を行ったところでありますが、本年四月には「こども家庭センター」を立ち上げ、教育・福祉・保健分野の連携をさらに強化し、母子手帳交付から成人までの包括的な支援を充実し、子どもたちの将来に渡る礎を築いてまいります。その他保育園を利用せず在宅で子育てされている家庭に対し、月二万円を支給する「在宅育児世帯応援事業」を昨年四月から行っております。親子の愛情形成の構築が大切と考えております。
福祉関係では、令和八年度から九年度に「障がい者・高齢者等の住まい」を小海駅から約三百m程北側に位置するJR小海線の隣接地に十戸程度建設してまいります。誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる住まいを目指す事業であり、障がいをお持ちの方の自立した生活を支援するとともに、孤立しがちな高齢者の居住空間とコミュニティーの場を提供できるよう整備するものです。
また、公園整備事業につきましては、土村公園の遊歩道の整備や、ちびっこ広場の遊具の充実を行い、町の中心街に近い「近隣公園」として充実を図ってまいります。松原湖高原におきましても「八峰公園」としてフィールドアスレチックや、わみのやち自然園、スケートセンターなどの再整備を行っていきます。
令和二年度から取り組んでおりますワイン用ブドウの栽培につきましては、「ノーマンズ」の圃場から昨年秋に約千kgの収穫があり産地化の目途が立って参りました。今年の夏には商品化し、町民の皆さんに提供できる見込みでございます。
これらの新規事業につきましては、国の地方創生第二世代交付金を利用して実施してまいります。関東地方整備局や内閣府、財務省など国の各機関に積極的に陳情・要望をし、計画に沿った事業実施となるよう財源確保に努めてまいります。
秋の十一月九日には、クジラの夫婦オペラ公演が小海小学校体育館で盛大に開催しました。来場客三百五十人、出演者四十人、オーケストラ四十人、ステージや物産販売、駐車場等のスタッフ約七十人を含め総勢約五百人が集結し熱気にあふれた公演であり、くじらの物語にあわせ西下航平先生にオリジナル曲を作曲していただき、当町初のフルオーケストラにて上演、多くの町民の皆さんに参加いただき、幻想的な空間を体感していただきました。実行委員会をはじめ、携わっていただきましたすべての方々に感謝申し上げます。
町民の皆様お一人おひとりが、生きがいを感じる町づくりのため、これまでの実績を活かしつつ、国や県とのパイプをより太くし、長期振興計画の後期計画に掲げた事業の実施と、課題の解決に心血を注ぎ、引き続き元気な町づくりに取り組む所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
結びにあたり、町民の皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げ新年のごあいさつといたします。
