- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第565号
二月に入り、寒さが厳しい日が続いている。
近年、日本では春と秋の存在感が薄れ、夏と冬の「二季」がはっきりと感じられるようになってきた。桜が咲いたと思えばすぐに夏日が続き、秋の涼しさを味わう間もなく冬の寒さが訪れる。かつては四季の変化に合わせて衣替えをし、旬の食材や行事を楽しむことで、自然の流れを身近に感じることができた。しかし今では、急激な気温変化に対応することが優先され、季節を味わう余裕が失われつつある。この二季化は、私たちの生活リズムや心のゆとりにも少なからず影響を与えている。
私たち現代人は、日々の様々な変化に翻弄され、心をすり減らして生活を送っている。そんな時代だからこそ、短くなった春や秋の一日一日を大切にし、風の匂いや空の色など、ささやかな季節の変化に意識を向けることが、これからの暮らしには必要なのではないだろうか。
