- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第563号
■小海小学校 焼きいも集会 プチ遠足
10月28日(火)に児童会主催の焼きいも集会がありました。これまでもふれあい班での集会活動をしてきましたが、今回は初めての試みとして、ふれあい班での「プチ遠足」を行いました。計画を立てるのも目的地を考えるのも子ども達です。あらかじめ6年生が「45分程度で行って帰ってくることができる目的地」を5カ所探し、遠足当日はふれあい班毎に目的地まで出かけました。出かける際のミッションは「目的地が分かるところで集合写真を撮る」「目的地で短時間遊ぶ」の二つです。引率は6年生で、職員はあくまで付き添いの立場でした。わくわくした表情で学校を出発した子ども達。それぞれの目的地で写真をとったり楽しく遊んだりできたようで、楽しそうに学校へ戻ってきました。畑でとれたさつまいももおいしく焼け、楽しい時間になりました。
このように、子ども達が「やってみたい」と思うことを自分たちで考え、計画し、実行することで、より「楽しい」と感じる事ができたのかなと思えたプチ遠足でした。
今回の企画をきっかけに、子ども達が自分からやってみたくなる活動がこれからもつながっていくと素敵だなと思いました。
■小海中学校 芸術の秋、探究の秋
今年の音楽鑑賞会は、「スティールパン」という楽器を使って演奏をするPANNOTE MAGIC「パンノートマジック」の皆さんでした。カリビアンミュージックという軽快な音楽で始まった鑑賞会。演奏だけでなく、寸劇による楽器の紹介や歴史の説明、スティールパンの合奏体験もありました。全校があの演奏と演出に引き込まれ、あっという間の一時でした。最後にはハンカチやタオルを音楽に合わせ、一生懸命振りながら盛り上がる姿がありました。スティールパンが生まれた歴史の寸劇を見て、音楽を奏でることをあきらめない当時の人々の姿勢に感動しました。太鼓が叩けないなら、次は竹、竹もだめならドラム缶。そして、突然音階が生まれることを発見したその時の喜びは、どれほどのものだったのだろう。と何とも言えない気持ちになりました。
また1、2年生が探究的な学びとして外に出て活動しました。地域の強みや弱みを知り、この町のために自分たちは何ができるのかを考えました。3年生は探究をアウトプットする「5校フロンティア」に向けて発表準備をし、中学校区内の小学校や高校の先生たちの前で発表しました。色々な方々とつながりが持てた、実りの多い10月となりました。
■今!小海高校 2年生 沖縄修学旅行~平和・文化・自然に触れた4日間~
2学年は9月23日から26日の3泊4日の日程で沖縄修学旅行を実施しました。昨年度から松代の象山地下壕に行き講師の方からお話を聞いたり、授業で沖縄戦や基地問題について学習したり、この旅行に向けて準備をしてきました。
いよいよ沖縄に向けて出発し1日目は移動日、2日目に沖縄本島南部で平和学習を行いました。糸数豪ではガイドさんにお話を伺いながら歩きました。生徒たちは、一歩一歩踏みしめている地面から、当時の悲惨さや平和の尊さを感じているようでした。ひめゆり平和祈念資料館では、見学の前にひめゆり学徒隊だった方のお話を伺い、そのあとに館内を見学しました。いつも5分前行動を意識していた生徒たちも、気づいたら出発時間になってしまっているほど、ここでは展示に見入っている姿がたくさんありました。そのほかにも、沖縄の自然や文化に触れる体験として、マリンスポーツや国際通りの散策を楽しみました。
この4日間の体験が、生徒たちが世界に目を向けるきっかけになったのではないかと思います。この経験を社会に還元できるよう、今後も学習を進めていきます。
