- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県原村
- 広報紙名 : 広報はら 2026年1月号
■身近なコミュニティ・スクールの立ち上げへ
原村教育委員会では、地域の子どもは地域で育てることを1つの目的として、原小学校・原中学校でひとつのコミュニティ・スクール(学校教育に地域の方にもご参加いただく取り組み)を令和8年4月からスタートさせる準備を進めています。毎月1度の住民との懇談会を設ける中、どのような形で立ち上げていくか等の話し合いを行っています。
◯先生方の想いに沿ったコミュニティ・スクールの実現を目指して
原小学校・原中学校の先生方にアンケートを実施
地域の方が学校に入ることに対して
※85%以上が好意的に受け止めている
《好意的な理由》
・多くの人が(関わって)子どもを育てるのが良い
・細やかな支援につながる
・教員とは違った視点で子どもに向き合っていただけそう
・地域があって、そこに人がいて、学校があるから
・地域の方とともに生徒を育む必要があると感じる。目の行き届かないところを補助いただける。地域の方のお話は、生徒はよく聞いている
・人手が不足している。一緒に遊んでいただけるだけでも良い
・場面によっては、教員より住民の方が関わっていただく方が効果的である など
《一部心配していること》
・子どもとの学校での関わり方、ニーズを理解していただけるか
・場面や状況によっては、逆に負担感につながることがある
・教師が指導しづらくなることがないように、支えていただきたい
・子どもがやるのを一緒に見守るといった教師の願いを共有したい
・来ていただくことで、気をつかってしまう、気苦労が増えてしまう など
懇談会では、これら先生方の意見を大切に受け止める必要性が語られました。
➡具体的に、どうすることが望ましいのか、これからも考えていきます。
◯親しみやすい名称でコミュニティ・スクールを身近な存在に
「コミュニティ・スクールと言ってもピンとこない人は多い。広報でも紹介しているように、身近になるような説明や名称も工夫した方が良い」との意見がありました。
コミュニティ・スクールについては、今後もご説明をしながら周知していきます。この取り組みの名称・呼称について、アイデアをお持ちの方は右記コードのリンク先フォームから提案いただくか、教育委員会まで連絡をお願いします。
※二次元コードは広報紙6ページをご覧ください。
■原村教育研究会開催 10月30日
村内にある幼稚園・保育園と原小学校・原中学校の先生方が一堂に会し、年3回研究会を行っています。
本年度最後の研究会は原小学校で行いました。「ワクワクする授業ってどういうこと」をテーマに、各クラスの授業を参観。小グループに分かれて、日頃の保育や授業の在り方を見返しました。
「子どもが日頃から笑顔でいられることがベース」、「できない部分だけを見てしまわないように」、「指導する側の思う方向に引っ張るのではなく、子どもの考えをよく聞く」などの意見が出されました。
講演会では、県内の小学校で校長を務められた安積順子先生より「今、ここから」の演題で、お話をお聞きしました。話の最後には、「お子さんが転ぶ。どこで手を出すことが良いのでしょうか」そんな問いかけをしていただきました。
教師として、また保護者として子どもを育てる基本的な立ち位置や在り方を考えさせていただく機会となりました。
◯「転んだ子どもにどこで手を差し出す?」
・転ぶ前に手を差し伸べる
・転んだらすぐに
・転んで、自分で立ち上がった時に
▼お知らせ 原小学校・原中学校時間外の電話対応が変わりました
〈電話対応時間外〉午後6時30分~翌朝7時30分および土・日曜日、祝日
緊急の場合は役場へご連絡ください。
【電話(代表)】79-2111
原小学校・原中学校では、学校業務の効率化および教職員の働き方改革の一環として、上記時間帯を電話対応時間外とさせていただきます。翌開校日の朝7時30分以降に電話いただくか、緊急の場合は役場へご連絡ください(日直職員、夜間警備員が対応します。庁舎巡回時など、電話に出られない場合があります)。ご理解とご協力をお願いします。
※教職員の働き方改革については、今後も目標値を設定して改革に努めていきます。
▼お願い スマートフォン等インターネットとの向き合い方をご家庭でお考えください
諏訪地域の小学校・中学校・高校の先生方が参集し、小中高一貫した指導の在り方を考えることをテーマとして生徒指導連絡協議会が開かれました。
その中で、スマートフォン等、インターネットに関わる問題が大きくクローズアップされました。
その中で、スマートフォン利用によって様々な問題が起きている現状が話し合われました。加えて、保護者によるペアレンタルコントロールが必要であることが話題となりました。
新しい年を迎えて、ゲーム機やスマートフォン等の購入を考えられているご家庭もあろうかと思います。それぞれの家庭にとって望ましい使い方をお子さんと話し合ったうえで、ペアレンタルコントロールを含めた付き合い方を考えていっていただけるようお願いします。
※ペアレンタルコントロール:保護者が子どもの端末やサービスの利用に制限をかける機能。利用時間やアプリケーションのインストール、ゲームや課金アイテムの購入制限など、様々な項目が制限できます(スマートフォンだけではなく、タブレットやパソコン、ゲーム機等でも設定可能)
問合せ:原村教育委員会 教育総務係
【電話(直通)】79-7920
