健康 みどりの健康館

■歯周疾患検診はお済みですか
保健福祉課 保健師

歯を失う原因のほとんどはむし歯と歯周病で占められており、30代以上の約3人に2人が歯周病だと言われています。
歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまったプラークにすみつく歯周病菌によって起こる感染症です。歯周病菌が、歯ぐきの血管から血流にのって全身に感染し、糖尿病や虚血性心疾患などの生活習慣病にも影響を及ぼすことが分かっています。初期の段階では自覚症状がほとんどないため、「気が付いた時には重症化していた」ということも少なくありません。
歯周病の予防には毎日のセルフケアが欠かせませんが、個々の口腔状態や特徴によって磨き残しが生じたり、ブラッシングでは除去しきれない歯石ができる場合があります。そのためかかりつけ歯科医をもち、定期的にブラッシング指導を受けたり、歯石を取り除いてもらうことが大切です。
村では村に住民票があり、今年度30歳、40歳、50歳、60歳、70歳になる方を対象に、歯周疾患検診を令和8年2月28日(休診日を除く)まで実施しています。対象となる方には、4月下旬に案内通知と問診・結果票をお送りしています。この検診は問診・結果票を持って、指定歯科医院を受診することで無料になります。詳しくは案内通知をご覧ください。
今年度、村の検診対象となっていない方も、自分の口腔内の状況を知るために、ぜひ定期的に歯科医院を受診しましょう。