- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県箕輪町
- 広報紙名 : 広報みのわ「みのわの実」 令和7年5月号
■ひきこもりってどんなイメージですか?
ひきこもりのイメージって、「甘えてる」「怠けてる」「家から出ない」「ゲームしてる」「よくわからない」、人それぞれでしょうか。
■ある方のひきこもり体験談
挫折のきっかけは「就職活動の失敗」だった。それから「自信喪失」「将来への不安」。昼夜逆転してひたすらゲームと考えごとをしていた。
外出はするけど、人と会わないようにしていた。当時の気持ちは「こんな自分が恥ずかしい」「誰にも会えない(会いたくない)」「親への申し訳なさ(罪悪感)」「どうしてこうなったんだろう?」「これからどうすればいいんだろう?」…劣等感と焦りでいっぱい。
親からの「これからどうするんだ?」「親はいつまでも生きていないぞ」が怖くて、親との接触を極力避けて部屋にこもった。友達からの「今なにしてるの?」とか、店員さんからの「今日はお休みですか?」におびえた。きかれても答えられないから外出を避けた。このままでいいなんて思っていないけど、どうしたらいいのかわからない。
■あるひきこもりのご家族の体験談
こどもがひきこもったとき、私は「本人の問題」だと思っていたので、こどもが変わることばかり望んでいました。ひきこもりを解決しようとして、こどもに指示をするので、こどもと対立していました。親子関係は、悪化して緊張感がありました。早く何とかしないと、ひきこもりが長引くと思って、焦っていました。早く働いてほしいと思っていたので、動かないこどもを責めてしまいました。不登校の時は、学校に行かないこどもに腹を立てました。それと同時に、こどもを学校に行かせられない自分自身にも腹を立てていました。
こどもを変えなくていいと気づくと気持ちが楽になり、逆に親子関係は良くなりました。家族の集いに参加して、多くの人と関われたことで、こどもの対応に自信を持つことができるようになってきました。
■ひきこもり家族教室で接し方などを学びませんか?
箕輪町では、令和7年度下記日程で『ひきこもり家族教室』を開催します!
場所:箕輪町保健センター
時間:13:30~15:30
第1回 5月30日(金)
第2回 6月18日(水)
第3回 7月23日(水)
第4回 8月22日(金)
第1回~第4回がセットですが、ご相談ください。
◇要申込
大変お手数ですが、ご参加いただける方は下記までご連絡いただきますようお願いいたします。
問合せ先:健康推進課 健康づくり支援係 保健師まで
窓口:箕輪町役場 健康推進課(4番窓口)
【電話】0265-79-3118【メール】[email protected]