くらし 箕輪町安全安心なまちづくり条例が4月1日に施行されました

■箕輪町安全安心なまちづくり条例って?
箕輪町では、再々認証を目指さないことを決めた「セーフコミュニティ国際認証」ですが、これまでの活動を通じて得た知見を行政に生かし、すべての町民が安全で安心して暮らせる箕輪町の実現のため「箕輪町安全安心なまちづくり条例」を制定しました。
条例の内容としては、犯罪、事故及び災害を未然に防止し、「安全安心で心豊かに暮らせるまちづくり」に関する基本理念を定め、町の責務と町民、自治会等、事業者の役割を明らかにするとともに、安全安心なまちづくりに関する施策の基本となる事項を定めることにより、すべての町民が安全で安心して生活できる箕輪町にすることを目的としています。

■パブリックコメントを実施しました
期間:R6.12.27~R7.1.26
3人の方からご意見をいただきました。主なご意見と町の考え方についてご紹介します。
(1)安全安心のために自殺対策は必要なのでは。
[町の考え方]
町では自殺対策計画など既存の取組があるため、本条例では繰り込んでいません。

(2)「多文化共生の視点」とはどのようなものか。
[町の考え方] 
ご意見を受け、第2条に「やさしい日本語」に関すること、第8条に外国人に関する記載を追記しました。

(3)安全安心なまちづくりを脅かす要因として犯罪、事故及び災害が明記されていますが、それ以外の要因は対象外ということでしょうか。感染症など。
[町の考え方] 
「感染症」以外にも「自殺」「有害図書」なども考えられますが、日常的に最も基本的かつ恒久的な5つの分野に絞って条例化をしました。本条例に含まれないからと言って行政として何もしないわけではなく、各法令に基づき対応してまいります。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

■大きく5つの分野で安全安心なまちづくりを進めます!
(1)防犯
町民と事業者は、犯罪の被害に遭わないために、防犯の意識を高め、町は、防犯力の高い安全安心なまちづくりを推進するため、警察など関係機関と連携していきます。また、防犯に関する情報の提供や啓発活動を行っていきます。

(2)交通の安全
町民と事業者は、交通安全に関する意識を高め交通事故を防止するよう努め、町は、交通安全に関する意識を高めるため、警察など関係機関と連携していきます。また、交通安全に関する環境整備を進めていきます。

(3)防災
町民と事業者は、「自らの命は自らが守る」との意識の下、災害の被害に遭わないために、自らの防災意識を高めます。また、町民・区・事業者は、災害に備えて必要最低限の応急用の食料などの備蓄に努めます。

(4)こどもの安全
町民と事業者は、こども特有の危険や危機が存在することを認識し、こどもが安全で安心して生活できるよう努めます。道路や公園などの管理者は、こどもの安全安心を確保するための環境整備に努めます。

(5)高齢者の安全
町民と事業者は、高齢者特有の危険や危機が存在することを認識し、高齢者が安全で安心して生活できるよう努めます。町は公共施設の整備と管理にあたり高齢者の安全安心に配慮した設備とするよう努めます。

・条例の制定を受け、「安全安心なまちづくり推進計画」の作成をします
・安全安心なまちづくり推進協議会を発足します

問合せ:くらしの安全安心課 生活環境・交通係
【電話】0265-79-3154