スポーツ 【特集 新春対談】スポーツの力で拓く高森町の未来(2)

NEW YEAR CROSS TALK

■VC長野トライデンツ 松本 慶彦(まつもと よしひこ) さん(45)
1981年生まれ、長野市出身。身長193cmのミドルブロッカー。岡谷工業高等学校、中央大学を経てNECブルーロケッツ、日本製鉄堺ブレイザーズで活躍し、日本代表として北京五輪にも出場。2025年からVC長野トライデンツ所属。故郷でのプレーに意欲を燃やす。

壬生町長 豊富なキャリアを重ね、地元・長野県のチームに加入された松本さんですが、故郷でプレーする気持ちはいかがですか?
松本さん やはり出身地でプレーできるのは特別な喜びがありますね。これまでの経験を生かしながら、コートの中でも外でもチームや地域に貢献していけたらと考えています。
壬生 バレーを始めたきっかけは何ですか?
松本 バレー部だった姉の影響で興味を持ちました。もともと野球やスキーの方が好きでしたし、マイケル・ジョーダンに憧れて「中学生になったらバスケをしたい!」と考えていた時期もありましたが、進学した中学にバスケ部がなくて。限られた選択肢の中でバレー部を選んだことが今につながっています。
壬生 身長もさすがに大きいですね。何センチですか?
松本 193センチです。ただ、僕のポジションである「ミドルブロッカー」の中では小さい方ですよ。2メートル超の選手が担うことが多いポジションですから。
壬生 成長期はよく眠っていたそうですね。
松本 はい。一番伸びた中学生の頃は、とにかくよく寝ていた記憶があります。メジャーリーグの大谷選手も睡眠の大切さについて語っていますが、体づくりにもコンディション維持にも睡眠は重要ですね。

○スポーツが動かす、地域の未来
壬生 長野県には、VC長野トライデンツのほかにも信州ブレイブウォリアーズや松本山雅FC、AC長野パルセイロなど全国リーグで戦うチームが増えています。最近はスポーツも観せる側面が強まり、選手を推す楽しみ方も広がっていますね。現役で長くプレーされてきた松本さんは、この変化をどう見ていますか。
松本 推す楽しみとつながるかわかりませんが、スポーツが人に与える影響は大きいと思います。勝敗だけでなくプレーや立ち居振る舞いで誰かが勇気づけられたり、元気をもらえる。そんな魅力を広く伝えていきたいですね。
壬生 私も競技の面白さや、観る、応援する楽しさを伝えながらスポーツの力で町を盛り上げていきたいと考えています。松本選手やVC長野の皆さんと連携できるとしたら、どんな取り組みがあるでしょうか?
松本 いろいろな地域で、教室の開催やイベントへの参加もしているので、そうした形のお手伝いはすぐにできると思います。選手が体育館へ入っていくだけで、子どもたちが「おおっ!」「大きい」と興味を持ってくれるんですよ。その一歩が、バレーという競技を知ってもらうきっかけになれば僕たちもうれしいです。

○砂の上から広がる新しい可能性
壬生 高森町は2028年の信州やまなみ国スポでビーチバレーボール競技の会場になります。長野チームの優勝を皆で応援して盛り上げていけるよう、競技の認知度を高め、応援の機運を醸成したいと考えています。
松本 実は僕もビーチバレーに取り組んでいた時期があるんですよ。
壬生 そうなんですか!
松本 日本三大ビーチバレー大会のひとつ「ぴあカップ」で優勝したこともあり、そのままインドアで進むかビーチに行くか迷った時期もあったほどです。海なし県の長野でも、川辺にコートを作るなど工夫次第で環境を整えられますし「海なし県なのに強い」と意外性でアピールできたら面白いですよね。
壬生 近隣では駒ヶ根市にもコートがありますし、自治体やチームと連携しながら盛り上げていきたいと思います。

○バレーボールの魅力を次の世代へ
壬生 部活動の地域展開で、子どもたちが運動に挑戦する機会が減るのではと懸念されています。改めてバレーボールの魅力とは?
松本 一番は「チームスポーツ」であること。6果たしながら一つのボールをつなぎ、喜びも悔しさもみんなで分かち合える。勝ち負け以上に、チームでしか味わえない面白さがバレーボールにはあります。
壬生 松本さん自身の今後の目標は?
松本 ビーチバレーを含め、バレー全体を盛り上げていきたいですね。もちろん選手としてチームの勝利に貢献するのが第一ですが、結果を残した上でスポーツの魅力やチームビルディングの大切さも伝えていきたいです。
壬生 この広報が届く1月はシーズン真っ最中ですね。長野から全国へ、力強いプレーを期待しています。
松本 はい。町の皆さんも、会場や教室などで僕やVC長野の選手を見かけたら気軽に声をかけてください。応援お願いします!

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