- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県上松町
- 広報紙名 : 広報あげまつ 令和8年1月号(740号)
新年、明けましておめでとうございます。
皆様には、穏やかに、新しい歳をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素より町発展のため、ご理解とご協力をいただいておりますことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
さて、昨年6月3日、赤沢自然休養林において、20年に一度の伊勢神宮「御杣始祭」が、古式にのっとり厳かに執り行われました。
続く、「御神木祭」では、木曽を挙げてのお祝いが繰り広げられ、人の波と熱気が町を包み込みました。
神宮の御遷宮は、1336年前の持統天皇4年に第1回目が行われ、今回が第63回目となります。
木曽山での神宮御用材の伐採が始まったのは約400年前で、明治以降は、140年に亘り上松の地から御神木が出されています。
日本の歴史の一ページとも云うべき伊勢神宮の御遷宮に関われることは、この地に住む者にとって誇りであり、長く支えて来られた先人の皆様の努力に、心より感謝申し上げるとともに、伊勢との関係が長く長く続くよう、今を生きる私たちが次の世代に繋げていかなければいけないと、心を新たにしているところです。
町の動きとしては、才児牧場に誘致した大規模養豚場で、昨年2月から豚の出荷が開始され、現在、町と商工会が連携して豚肉を町の特産品とすべく、各飲食店で様々な工夫を凝らしたメニューの提供が始まっています。
また、古民家を活用したホテル運営に向けた取り組みや、小水力発電推進、寝覚の床再整備事業なども進んでおり、寝覚の床の観光客数は大きな伸びを見せています。
上松町が将来にわたり「持続可能な町」であり続けるためには、森林や木材、水、空気、空家、遊休農地など、有効に活用されていない資源の掘り起こし、活用を積極的に行い、生活を支える様々な取組みを行っていく事とともに、「心豊かに、安心して暮らす事が出来る町、ここに住んで良かったと思える町」を創って行くという事が重要だと思っています。
そのためには、地域のコミュニティーの充実が大切であり、一人ひとりの居場所や役割がある、温かな地域づくりに、町民の皆さんとともに取り組んで参りたいと考えています。
昨年12月12日に、東北地方で大きな地震がありました。
史上初めて「後発地震注意情報」が発令されましたが、当町は、「南海トラフ大地震防災対策推進地域」に指定されており、地震発生時には大きな揺れが想定をされています。
大規模な災害が起きた時には、自分の身は自分で守る、「自助」とともに、地域で支え合う「共助」が大切であり、そういった支え合いが出来る地域づくりを進めてまいりたいと考えています。
上松町は4年前に町政施行100周年を迎えました。
この先に続く、新たな町の歴史を、町民の皆さんとともに、一歩一歩刻んでいきたいと決意しているところであります。
この一年が皆様にとりまして、明るく、穏やかで、そして健やかな一年となりますこと、また、上松町が平穏であることをご祈念申し上げまして、新年にあたりましての挨拶といたします。
上松町長 村田広司
