- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県山形村
- 広報紙名 : 広報やまがた 令和7年5月号
幸地 慶(こうち けい)隊員
(空き家対策、おためし住宅管理)
お久しぶりです。山形村地域おこし協力隊の幸地です。5月に入り寒さも大分なくなり、暖かく過ごしやすい時期になってきましたね。遅霜がないくらい暖かい印象ですが、今年は風が強い日が続くように感じます。5月は皐月とも呼ばれ、田植えや野菜の苗を植える時期を指し、早苗(さなえ)を植えることから早月(さつき)とも読まれるそうです。農作業が忙しくなる時期ですが、こと沖縄では、5月は梅雨入りで、じめじめと湿った時期が続きます。観光で行くにはあまりおすすめできない時期ですね。では、沖縄では皐月のような早苗を植えるのはいつ頃なのかと言うと、3~4月頃になります。沖縄ではこの時期のことを「うりずん」と呼びます。この時期は沖縄でも、寒い冬が終わり初夏に向けての春の陽気が続く、暑くも寒くもない過ごしやすい時期で、海開きも3月頃で、晴れの日が続き、観光するにはおすすめですよ。「うりずん」は沖縄の島独自の季節感を表す言葉ですが、沖縄の居酒屋や商店名、はたや商品名でもよく使われるポピュラーな言葉です。ちなみに本州で、家庭菜園や緑のカーテン向けに栽培されている「四角豆」は沖縄では「うりずん豆」または「うりずん」と呼ばれています。沖縄ではポピュラーな食材で、諸説あるようですが「うりずん」の時期に栽培が始まることから「うりずん」と呼ばれるそうです。沖縄観光中によく見かける「うりずん」と言う言葉には、実はそう言う意味があったのですね。沖縄観光での小ネタにしてください。
■空き家アンケート調査
さて、活動の方では、5月の固定資産税納税通知書に同封する「空き家バンク」の案内チラシを作成しておりました。チラシの中には、村内の空き家の現況を調査するためのアンケート調査のご案内も掲載しております。空き家をご所有の方は、ご協力お願いいたします。
■地域おこし協力隊農作業プログラム開始
今年度は、畑の有効活用・観光振興の模索・おためし住宅利用者との交流を目的に地域おこし協力隊の村田隊員と協力して、短期おためし住宅敷地内の畑にて「ふらっと畑やってみ隊」の活動を始めました。畑での農作業を通年で体験してもらうプログラム形式になっております。3~4月頃、隊員募集を行ったところ、たくさんの応募をいただきました。応募していただいた皆様、ありがとうございます。第一回の作業(肥料散布、耕運)を4月19日に、5月には第二・三回の作業(畝立、マルチ貼、夏野菜等の定植)を行いました。今のところ順調に作業が進んでおり、参加者の方からもご好評いただいております。天候や生育トラブルなく今後も進めていけたらと願っております。