- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県山形村
- 広報紙名 : 広報やまがた 令和7年11月号
■冬場の血圧変動に注意しましょう。
寒さが厳しい季節がやってきます。高血圧の方はこの時期とくに注意が必要です。
◇血圧が上がりやすい理由
(1)寒さによる血管の収縮…寒さを感じると、体温維持のため熱の放出を防ごうと血管が収縮します。血液を送るのに大きな力が必要となるため、血流抵抗が増えて血圧が上昇します。
(2)運動不足…寒さから運動する機会が減少し、運動不足になります。
(3)塩分の過剰摂取…冬は口腔内が乾燥し、唾液分泌が減ることで味覚が鈍くなると言われます。普段より濃い味を好み、塩分の多い食事が増えることで、体内に塩分がたまりやすくなります。
(4)ヒートショック…暖かい部屋から寒い場所へ移動した際、急激な温度変化によって血圧が大きく変動します。身体に大きな負荷がかかり、心臓や脳の病気のリスクが高まるため注意が必要です。
◇冬の血圧管理のポイント
(1)適切な保温…室内を暖めて家全体の温度差を小さくしましょう。WHOは室温18℃以上を推奨しています。入浴時は脱衣所を暖めてから入り、お風呂の温度を40℃程度に設定して長湯は避けましょう。また、外出時は首元や手足をしっかり温めましょう。
(2)食生活の工夫…食育の日参照
(3)適度な運動習慣…暖かい恰好をし、無理のない範囲で体を動かしましょう。室内でできる軽い運動もお勧めです。村の運動バラエティパックもご活用ください。申し込みは、下記の電話番号または右のQRコードから。
(4)血圧測定…高血圧で治療中の方は、朝の血圧測定を習慣づけ、血圧の変化に注意しましょう。
■毎月19日は食育の日です。
12月は「高血圧の予防と改善のため、減塩に気を付けた食事にしましょう」です。県民の9割は1日の目標より3~4g多く塩分を摂取しているそうです。高血圧でない方も日頃から控えることを意識しましょう。まずは-1gから!
◇減塩のポイント
・漬物・佃煮を控える
・麺類の汁は残す
・みそ汁を具だくさんにする
・卓上調味料は味をみてからにする
・ソースやしょうゆは、かけるよりつける
・新鮮な旬の食材を用いる
・だしを効かせる
・低塩の調味料を活用する
・香辛料・香味野菜・柑橘類の酸味を利用する
・外食や加工食品を控える
・おせんべい、スナック菓子を控える
・購入時に成分表示を確認する
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