くらし 今月のキラリさん 市内の輝くみなさんを紹介します

■「令和6年度 防災功労者消防庁長官表彰」を受けた市消防団の団長
廣瀬 俊昭(ひろせ としあき)さん
消防団勤続24年。普段は自営で自動車整備の仕事をしています。

◇自分のまちは、自分で守る。
昨年10月に、那加山後町で発生した火災。市消防団は延べ317人が26時間にわたって消火活動に携わりました。市消防団の団長である廣瀬さんは、この火事の際、消防署との連携や消防団の指揮を執りました。この活動が評価され、市消防団は「防災功労者消防庁表彰」を受賞しました。
廣瀬さんが消防団へ入団したのは、平成13年。「父親が消防団に入っていたこともあり、勧誘を受けた際に、地域を守ることができればと思い入団することに決めました」と廣瀬さんは話します。入団当初は、自動車ポンプを担当する班に所属していました。入団から1年経った時、権現山の林野火災が発生。重いホースを担いで山を登り、消火活動を行いました。
消防団の普段の活動は、消火訓練の実施や救命講習の受講など行政組織の一部として行うことと、お祭りの警備など自治会の中の組織として行うことの2つの面があります。
「消防団の魅力は、年齢や職業関係なく活動ができ、活動を通じて知り合ったさまざまな人たちと絆を深められること」と、廣瀬さんは語ります。現在、消防団では下は18齢から幅広い年代の人が活動しているとのこと。
「自分のまちは、自分で守る」という思いを歴代の消防団長から引継ぎ、活動していると言う廣瀬さん。これからも廣瀬さんのまちを守る活動は続いていきます。