くらし まちの話題いろいろ

■宝暦治水が結んだ鹿児島市立甲東中学校との交流
5月23日(金)に高田中学校と東部中学校の生徒代表が鹿児島市立甲東中学校を訪問し、交流会が行われました。この交流会は木曽三川治水事業で指揮を執った平田靱負の誕生地が甲東中学校の校区内であったことが縁で始まりました。各校が取り組んでいる学校活動の様子や養老町と薩摩義士の関わりを紹介し、互いに郷土の魅力を伝え合うことで交流を深め、宝暦治水が結んだ縁を感じました。
交流会の中で、高田中学校生徒会長の河村俊太郎さんは「薩摩義士が結んだ縁のおかげで貴重な交流ができました。甲東中学校の良さを、私たちの学校にも反映していきたいです」と述べ、意義のある交流会としました。

■私たちは忘れない 薩摩義士への深い感謝
5月25日(日)に鹿児島市平田公園で、鹿児島県薩摩義士顕彰会主催の薩摩義士頌徳慰霊祭が開催され、町からも関係者のほか、高田中学校と東部中学校の代表生徒が参列しました。この慰霊祭は、総奉行として治水工事を指揮した平田靱負の命日に合わせて毎年開催されています。今年は、宝暦治水完工から270年を迎え、薩摩義士達が成し遂げたこの偉業と、感謝の気持ちを継承していく思いを新たにしました。
式典では、岐阜県薩摩義士顕彰協議会の横川真澄副会長が「異郷の地で幾度の困難を重ねながらも、短期間で難工事を成し遂げ、先祖をお救いくださいました」と感謝の言葉を述べました。

■マルシェで考えるSDGs
5月31日(土)に養老公園 養老の滝入口駐車場において、第42回全国都市緑化ぎふフェアの連携事業としてSDGsマルシェが開催されました。このマルシェは、町内事業者が特産品やオリジナル製品を販売することで町の魅力をPRするとともに、来場者・出店者が一緒にSDGs(持続可能な開発目標)について考え、次の世代へより良い世界を繋げていくことを目的としています。
フードロスを削減するために規格外の食材を使用した商品の販売、持ち帰り用エコバッグの利用促進、町の魅力を発信することで関係人口の拡大をはかるなど、「持続可能な取り組み」についてそれぞれが考え、実践する機会としました。

■スポーツの楽しみと喜びを
5月25日(日)に町総合体育館において、(公財)町スポーツ連盟主催の養老町スポーツ大会総合開会式が開催されました。本町では、昭和62年に「スポーツの町の宣言」を行い、1町民1スポーツのまち・養老を基本理念とし、スポーツをとおして地域との繋がりを深め、心身ともに健康でいられるよう、関係団体と協力して誰もがスポーツに親しめるまちづくりを推進しています。
式の中で、町ペタンク協会の日比野直正選手が「日頃の練習の成果を存分に発揮し、スポーツの楽しみと喜びを共有し、スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と競技することを誓います」と声高らかに宣誓しました。

■ご長寿おめでとうございます
近藤さかゑさん(瑞穂)が100歳を迎えられ、6月3日(火)に川地憲元町長から長寿のお祝い状とお祝い金が贈呈されました。
近藤さんは長寿の秘訣について、若いときに畑仕事を頑張ってきたから、こうして長生きすることができたと話してくれました。

江井ちゑ子さん(高田)が100歳を迎えられ、6月2日(月)に川地憲元町長からご家族に対して長寿のお祝い状とお祝い金が贈呈されました。
江井さんは70歳半ばまで夫婦でお店を切り盛りしていたそうで、やりがいをもって務めていたことが元気の秘訣ではないかと、息子の成一さんが話してくれました。

■経験を活かして水害からまちを守る
長期にわたり排水機場の操作員および管理人として職責を遂行し、被害を未然に防ぐために対策をとるとともに水害発生時には被害軽減に尽力するなど、災害対策に大きく寄与してきた功績が認められ、河川功労者表彰を受彰した小里八郎さん(栗笠 写真中央)へ、6月12日(木)に川地憲元町長から表彰状が伝達されました。
小里さんは「以前は、実際に現地に行き、自分の目で水位を確認するしかありませんでしたが、今では現状や今後の天候などの情報をデータでも確認できるようになりました。それでも自然との戦いは簡単なものではなく、水害の発生を防ぐために経験を活かして対応してきました。これからも水害からまちを守るために尽力していきます」と意欲を示しました。