- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県坂祝町
- 広報紙名 : 広報さかほぎ 2025年11月号
■少年団
少年団の多くは、日本の各地域に古くからあった子ども組をもとにし、昭和初期には文部省の奨励を受けて学校少年団になりました。現在でいえば小・中学生の子どもたちが団員です。学校の教員、父兄、地域の篤志家などが中心となり、こどもの校外生活を指導し、心身をきたえ、学校教育を補う場とも、社会教育の場ともなりました。
各地区の少年団は、毎朝集まって整列して登校しました。団旗を戴(いただ)いて登校する団もありました。各団は団長を定め、年長のこどもが年少のこどもの世話をしました。休日には神社の清掃など地域奉仕の活動も行いました。
戦争が近づくと、国家的、神道的な行事に参加することも多くなり、日本軍の戦勝祈願をこめて神社を参拝しました。高学年の団員が集まり、休日一日をかけて、自転車で岐阜市までの道の傍らにあった百か所の神社や祠(ほこら)を参拝したこともありました。
