- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県富加町
- 広報紙名 : 広報とみか 令和7年5月号
腎臓はこぶし大ほどとそれほど大きくない臓器ですが、生きていく上で欠かせない様々な役割を担っています。
■腎臓の主な役割
▽1. 尿をつくる
血液をろ過し、老廃物を尿にして体外に排出します。
▽2. 体内の水分量やミネラルのバランス、血圧が一定になるようにコントロールする
腎臓から排出されるホルモンには、体内の水分量を調節しミネラルのバランスや血圧を一定に保つ働きがあります。
▽3. 血液をつくる
血液中の赤血球が少なくなると、腎臓から赤血球をつくるホルモンが分泌されます。
▽4. 骨を丈夫にする
カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする物質がつくられます。
■慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能に異常があると、体内に老廃物がたまったり、脳や心臓といった重要な臓器の血管に悪影響を及ぼしたりと全身に様々な不調を起こします。腎臓の機能の低下が3 か月以上続く状態を慢性腎臓病(CKD)と言い、日本では成人の8 人に1 人が該当すると言われています。
■慢性腎臓病(CKD)を予防するには
CKD の最大の原因は食事や運動、喫煙などの生活習慣と言われています。そのため、バランスの良い食事や規則正しい生活習慣を心がけることがCKD 予防につながります。また、CKD は自覚症状がないまま進行していくため、身体の不調に気付く頃には、元の状態に回復できないほど深刻な状態になってしまう危険性があります。年に1 回は健康診断を受診し、定期的に腎臓の働きをチェックしましょう。
問合せ:福祉保健課保健係
【電話】 0574-54-2117