くらし 地域おこし協力隊活動報告 協力隊が行く!

近ごろ、熊の出没や鹿などによる獣害が連日報じられ、うちの畑も作物が食べられてしまいました。この被害の背景には、人と山との関わりが少なくなってしまったことがあるように思います。人々が山の恵みを利用し、自然と共生する暮らしが理想ではないかと思いますが、現在は林業に携わる人が減り、森の手入れが行き届かず、荒れてしまうところが増えています。林地開発されているところをたまに見かけますが、僕は自然と調和した暮らしの方が重要だと感じています。手入れのされていない森は、やがて災害の原因にもなります。森が健全な姿を取り戻すには時間がかかりますが、適切に管理していくことは、人も動物も守るための大切な第一歩だと思います。
地域おこし協力隊として林業に携わり、もうすぐ1年。白川町では多くの方に声をかけていただき、日々励まされています。これからもこの地域の山と向き合い、豊かな森づくりに少しでも貢献していきたいと思います。

○今月のレポーター
片岡 裕喜
活動内容:林業従事