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- 自治体名 : 静岡県静岡市
- 広報紙名 : 広報しずおか『静岡気分』 令和7年6月号
静岡市と藤枝市で共同申請を行った『日本初「旅ブーム」を起こした弥次(やじ)さん喜多(きた)さん、駿州の旅』が日本遺産に認定され、今年で5周年を迎えました。
■東海道2峠8宿をめぐり江戸時代の旅を追体験しませんか
日本初の「旅の大ブーム」の火付け役は、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の滑稽(こっけい)本『東海道中膝栗毛』であり、歌川広重(うたがわひろしげ)の浮世絵『東海道五十三次』でした。弥次さん喜多さんが体感した絶景やグルメなどが、今もなお、ここ駿州地域に残っています。東海道の2つの峠と8つの宿場町をめぐり、江戸時代の面影を感じてみませんか。
■東海道駿河国 駿州堂
日本遺産のストーリーをもとに、「江戸時代の旅を感じられる商品」をコンセプトにした商品ブランドです。詳しくは、HPをご覧ください。
■駿州の旅のみどころ
▽薩埵(さった)峠
江戸時代よりこの道を往来した人々を魅了してきた東海道一ともいわれる絶景スポットです。雄大な富士山と吸い込まれそうな青の駿河湾は、歌川広重の浮世絵『東海道五拾三次之内由比薩埵嶺(れい)』にも描かれており、現在も浮世絵さながらの風景を楽しむことができます。
▽安倍川餅(府中宿)
江戸初期に徳川家康公が茶店に立ち寄った際に店主がきな粉を砂金に見立て、安倍川の金な粉餅(きなこもち)として献上したといわれています。
▽丁子屋(ちょうじや)(丸子宿)
慶長元年(1596年)の創業で、歌川広重の浮世絵としても描かれています。国登録有形文化財であり、県内で現存する最古の飲食店です。
▽大旅籠柏屋(おおはたごかしばや)(岡部宿)
二度の焼失を経て江戸時代後期に再建されました。当時の様子が見られる貴重な資料館です。併設の「かしばや」では、東海道グッズ等を販売!
問合せ:観光政策課
【電話】221-1310