- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県静岡市
- 広報紙名 : 広報しずおか『静岡気分』 令和7年10月号
■大木麻理(おおきまり)さん
静岡市出身オルガニスト・「静岡の名手たち」オーディション合格者
関連記事を表紙に掲載
▽パイプオルガンの“真”の魅力を皆さんに広めたい
市内出身のオルガニストとして第一線で活躍中の大木麻理さんにお話を伺いました。
―幼少期にAOIの「子どものための音楽ひろば」に参加していたそうですが、AOIでの思い出はありますか?
小学生の頃に参加していたと思うのですが、同年代の仲間とアンサンブルの楽しさを学ぶ素敵な時間でした。また、子どもの頃にまだ完成したばかりのホールを見学させていただき、その際に初めて見たパイプオルガンの音と存在感に圧倒され、「弾いてみたい!」と強く思ったことは今でも鮮明に覚えています。AOIは、パイプオルガンと出逢い、オルガニストを目指すきっかけとなったホールです。
―パイプオルガンの魅力は何ですか?
“ひとりオーケストラ”と呼ばれることもあるように、1人で演奏していながら、何百人で合奏をしているような贅沢(ぜいたく)な音も、心の琴線に触れる温かい癒(いや)しの音も出せる、無限の音色の可能性を持っているところです。また見た目もゴージャスで素敵だと思います。
―静岡市民の皆さんへのメッセージをお願いします
AOIのパイプオルガンの“真”の魅力を、静岡の皆さんに広めたい一心で、5年前から自主公演で「バッハオルガン作品全曲演奏会」を毎年開催しています。自分で公演を運営するのは本当に大変ですが、静岡が誇る楽器の音色に、1人でも多くの方が触れてくださることを目標に、力の続く限り頑張りたいと思っています。昔の私のように、このホールでオルガンに出会い、その道を志すオルガニストの卵が誕生したら、これほど嬉しいことはありません!!
今年は、11/28(金)にAOIで開催予定です。ぜひ、お越しください。