文化 ぬまづの宝 100選さんぽ

■自然と酒を愛した、旅の歌人 若山牧水
若山牧水は、生涯を短歌に捧げて九千首近くの作品を世に残しました。大正9年には千本松原の景色に魅了されて沼津に移住し、晩年の8年間を過ごしました。市内には、牧水ゆかりの場所が点在しています。よく登った香貫山や、お気に入りの散歩道だった千本浜公園には歌碑があります。そして遺品や資料を展示する若山牧水記念館も見どころのひとつ。館内にはカフェスペースもあります。
牧水のまなざしに思いを馳せながら、作品の世界観に触れるさんぽに出掛けてみませんか。

○千本松原
牧水は千本松原に隣接した土地に自宅を構え、毎日のように千本浜を散策していました。松原の伐採計画の際には反対運動に加わり、景観の保全に尽力しました。

○千本浜公園牧水歌碑
全国で最初の牧水歌碑。毎年10月の沼津牧水祭・碑前祭では、碑に酒を注いで牧水を偲(しの)んでいます。

○香貫山牧水歌碑
牧水33回忌記念の歌碑。牧水が長男を連れて香貫山に登った際の歌が刻まれています。

問合せ:
若山牧水記念館【電話】055・962・0424
文化振興課【電話】055・934・4812