- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県富士市
- 広報紙名 : 広報ふじ 令和7年5月1日号
■富士市のがんの状況
がんは、日本人の2人に1人が経験する身近な病気です。年間で38万人以上の命を奪い、死因の第1位となっています。
令和4年の統計を見ると、富士市でも、がんで亡くなった人が全体の25.4パーセントと、最も多い状況です。特に男性では50~64歳、女性では45~54歳と、働き盛りの世代のがんによる死亡が多い傾向にあります。
■有効ながん対策は「がん検診」を受けること!
がんは、生活習慣や感染など様々な要因で発症すると考えられています。生活習慣の改善や感染対策を行い、がんになりにくくすることは可能ですが、がんを完全に防ぐことはできません。しかし、国立がん研究センターが行った統計によると、早期発見ができれば90パーセント以上のがんは治療できると言われています。そのため、有効ながん対策は「がん検診」を受けることです。
皆さんは、「自分はがんにならない」「まだ大丈夫」「時間がない」「特に痛みもない」「がんが見つかるのが怖い」など、様々な理由から検診を遠ざけていませんか。早期のがんは自覚症状のないことが多いため、自覚症状のないうちに検診を受けることが大切です。自分のため、家族のために、がん検診を受けましょう。
■『がん検診等受診券』が必要
がん検診を受けるには『がん検診等受診券』が必要です。検診対象者には、4月下旬に黄色い大きな封筒で送付します。
封筒には世帯員分の受診券が入っていますので、届いたら必ず確認してください。
■「けんしんガイド」を見て事前予約
がん検診は全て事前予約が必要です。
○個別検診(医療機関)
直接医療機関へ申込み
○集団検診(フィランセなど)
予約センターへ申込み
予約センターへの申込みは、電話のほか、ウェブサイトからもできます。ウェブサイトでは、24時間申込ができます。予約方法など詳しくは、受診券と同封する「けんしんガイド」で確認してください。
■自己負担金
がん検診の受診費用は、7~8割を市が補助をしています。さらに、特定の年齢の人は、自己負担金が無料になるものがあります(左表)。検診の種類によって自己負担金は異なりますので、「がん検診等受診券」と「けんしんガイド」で確認してください。
■受診結果が要精密検査になったら…
より詳しい検査を行い、本当にがんがあるか調べる必要があります。必ず精密検査を受けましょう。
問合せ:健康政策課
【電話】64-8992【FAX】64-7172【メール】[email protected]