- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県下田市
- 広報紙名 : 広報しもだ 2026年2月号No.802
■更年期障害について
内科医 吉田 貴光(よしだたかあき)
下田メディカルセンターで内科医として勤務している吉田貴光と申します。実は専門は内科ではなく産婦人科で、静岡で週1回勤務しています。今回は、多くの女性が悩まされている更年期障害(こうねんきしょうがい)についてお話しします。
更年期とは閉経前5年と閉経後5年を合わせた約10年間で、45〜55歳頃にあたります。この時期には、ほてりやのぼせ、発汗、不眠、気分の落ち込みなど、検査では異常がなくてもつらい症状が続く状態を更年期障害といいます。卵巣機能の低下によるエストロゲン減少に加え、健康や将来への不安、家族の病気や介護、仕事のストレスなども関係します。治療の基本はホルモン補充療法で、貼り薬や塗り薬、飲み薬などから体質や生活スタイルに合わせて選べます。ホルモン補充は、更年期症状を和らげるだけでなく骨密度を保ち、脂質異常の改善にもつながるなど、簡単にいうと″若さを保つ〟ことを助けてくれる治療です。ホルモン補充だけで十分な効果が得られない場合には、漢方薬などを使用しますが、漢方薬も″薬″であり、肝機能障害(かんきのうしょうがい)や間質性肺炎(かんしつせいはいえん)などの副作用が起こることがあります。特に5年以上の長期使用には注意が必要なため、市販薬で自己判断せず、医療機関で相談のうえ処方を受けることをおすすめします。
治療後に「もっと早く相談すればよかった」と感じる方も少なくありません。更年期かな?と感じる不調が続くときは、一人で我慢せず、気軽に当院へご相談ください。
問合せ先:下田メディカルセンター
【電話】25-2525
