- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県下田市
- 広報紙名 : 広報しもだ 2025年6月号No.794
下田市の皆様、はじめまして。地域おこし協力隊「空き家部門」担当として、今年1月から着任した大野朋子(おおのともこ)です。
下田市に来て4か月、少しずつ地域の方とお話しする機会も増え、「顔なじみ」もできてきました。
■最初の壁は「家が見つからない!」
下田市に来るまでの最初のハードルは、実は「家探し」でした。毎日のように不動産サイトを見ていましたが、驚くほど賃貸物件情報が少なく、出鼻をくじかれました。さらに、うちには2匹の猫がいます。「ペット可」の賃貸は本当に少なく、やっと見つけても申込済みだったり、内見が5人待ちだったり…。最終的には、内見せずに写真だけで決めました。
下田に来てからわかったのは、同じように家探しに苦労した移住者が多いということ。「家族で住める賃貸がない」「年齢で断られる」など、さまざまな声を耳にしました。
■空き家って、ただの古い家じゃない
全国的に空き家が増えていますが、下田市も例外ではありません。ただ、その一軒一軒には思い出や歴史があり、放っておくにはもったいない家もたくさんあります。空き家バンクは、そんな家を「眠った資源」から「地域の可能性」へ変える仕組みです。市外から移住を考えている方にとっても、貴重な情報源になります。空き家は手をかければ、また誰かの大切な居場所になります。でも、放置されると景観や防災面でのリスクも高まります。子どもたちに活気ある町を残すためにも、空き家の活用は大事だと感じています。
■空き家をお持ちの方へ。まずはお話しませんか?
私自身、家探しの苦労も、見つけた喜びも下田で経験しました。その経験を活かして、一軒でも多くの空き家が未来へつながるよう、空き家バンクの運営に取り組んでいきたいと思います。
空き家をお持ちの方、「まずは相談だけしてみたい」「活かし方を知りたい」など、お気軽にご連絡ください。
■デジタルの力でも地域に貢献します
また、Webデザインの仕事もしております。HPやバナー、ECサイトの制作、SNSやマーケティングのご相談も大歓迎です。「なんとなくこんなことしたい」がカタチになるよう、一緒に考えます。お気軽にご相談ください。
オンラインでもオフラインでも、地域のみなさまのお力添えができたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
問合せ先:産業振興課地域経済促進係(河内庁舎2階)
【電話】22-3914