その他 おまえざきのきらり輝く人

◆第19回全国中学生空手道選抜大会 個人形の部に出場
増田 真結(ますだ まゆ)さん

浜岡中学校2年生の増田真結さん(合戸)が、「第19回静岡県空手道連盟中学1・2年生空手道選抜大会」個人形の部で4位入賞し、3月28日から30日にかけて京都府で開催された「第19回全国中学生空手道選抜大会」に出場した。

▽努力し続けたことが報われた
小学4年生で空手を始めた真結さん。日本の伝統である武道に興味をもち、悩んだ末、空手を選択。友人が通う「剛柔流正剛道場」に入門した。運動神経が良く、すぐに上達していった真結さん。しかし、大会では幼少期から空手に取り組んでいる同学年相手にはなかなか勝てず結果を残せなかった。
「空手は向いていなかったのかも」と小学校卒業と同時に辞めるつもりだったが、真結さんの努力を一番近くで見ていた母・真実子さんの後押しもあり、中学生になっても空手を続けることを決意。真結さんは「家族の応援と、道場生が多くても一対一で向き合ってくれる指導者がいたからもう少し頑張ってみようと思えました」と振り返る。
正剛道場では、週3回の稽古に加え、月2回の強化練習に取り組んでいる。強化練習に参加できるのは、200人ほどいる道場生の中から選ばれた精鋭約20人。努力や才能が見込まれ、強化選手に選ばれた真結さんは、空手歴4年目にして才能が開花し、徐々に大会で勝利をつかめるようになった。真結さんは「県大会の準々決勝に勝ち、全国大会出場が決まったときは涙があふれてきました。空手を続けていて良かった」と笑顔を見せる。

▽静岡県1位を目指して
空手の「形」は、見えない敵を仮想して、攻撃技と防御技を一連の流れとして組み合わせた演武。真結さんは、自身の強みである体幹の強さを生かして、ブレない軸と緩急の付け方を稽古で身に付けた。
「中学生の間に県1位の座を掴みたい」と話す真結さん。中学2年生らしいあどけない笑顔を見せる彼女の中に宿る熱い思いが実を結ぶ瞬間を見届けたい。

▽PROFILE
ますだ まゆ(合戸・13歳)
得意な形は、セーパイ、クルルンファ、スーパーリンペイ。
週3~4回空手の稽古に励む傍ら、同学年の部員が少なかったバスケットボール部の1年生大会に助っ人として出場したことをきっかけに、12月から同部に所属。週5回の練習に取り組んでいる。