- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県函南町
- 広報紙名 : 広報かんなみ 令和7年12月号
◆図書館司書イチオシ!おすすめの一冊
『宙わたる教室』(文藝春秋)
伊与原新/著
2017年日本地球惑星科学連合大会。科学部の研究が、高校生セッションで優秀賞を獲得したことがきっかけで生まれた小説。部員たちは師と出会い、仲間と実験に挑んでいく。
学ぶことが生きることと重なる瞬間に立ち会える、希望に満ちた物語です。(杉山さん)
『いもころがし』(童心社)
川崎大治/脚本 前川かずお/絵
あるお寺に鼻が悪くて言葉がはっきりしない和尚さんがいました。和尚さんは小僧さんたちに「わしのするとおりに」して行儀をよくするように言い聞かせますが、さて、どうなるでしょう?おはなし会でよく演じる私の大好きな紙芝居です。(髙橋さん)
『お任せ!数学屋さん』(ポプラ社)
向井湘吾/著
どんな悩みでも数学の力で必ず解決してくれるという「数学屋」。基本的には学園青春小説なので、数学が得意でない人にもおすすめの一冊です。数学って日常生活には関係ないと思っている人にこそ読んでほしい本です。(大畑さん)
『わにわにのおふろ』(福音館書店)
小風さち/文 山口マオ/絵
お風呂が大好きなワニのわにわにのお風呂の入り方は、きゅるりきゅるりきゅるりと蛇口をひねり、じゃばじゃばじゃばとお湯をためて、おもちゃを浮かべてお風呂へじょろろーん!お風呂時間が楽しくなる1冊です。他のわにわにシリーズもおすすめです。(萩島さん)
『本売る日々』(文藝春秋)
青山文平/著
文政年間、村々を回る本の行商人が主人公です。地方の村に本を愛する豊かな教養があることに驚き、知識欲に誠実に応える主人公の姿には、職業柄感じ入ります。独特の切り口の時代小説が多く、この作家の作品はどれもおすすめです。(中山さん)
『こころのねっこ』(中央公論新社)
読売新聞生活部/監修
読売新聞の「こどもの詩」55周年精選集です。子どもならではの目線で日々の様子がつづられていて、とても癒されます。中には思わずツッコんでしまうものや物事の核心をつくものもあります。一作品はとても短いので、読書が苦手な方にもおすすめです!(佐藤さん)
※紹介した6冊は3市町の図書館で借りることができます。
―図書館で新たな出会いを
文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によると、マンガや雑誌を除いた1か月の読書量について「読まない」と答えた人が最も多く、実に62.6%にのぼる結果となりました。この調査結果は、現代人が本を読む時間を確保することがますます難しくなっている現状を反映していると言えます。忙しい日常の中で、読書に使える時間を持つことは本当に難しいことかもしれません。だからこそ、本との出会いの場として「図書館」に注目してみてはいかがでしょうか。
心落ち着く静かな環境で、普段は手に取らないジャンルの本を探してみると、思いもよらぬ発見があるかもしれません。図書館には、最新のベストセラーや話題の書籍だけでなく、何年も前に書かれたものや、あまり知られていない名作など、幅広い本がそろっています。偶然、棚の隅にある本が目に留まり、それが自分の新たな興味を引き出すこともあります。そうした「出会い」は、図書館ならではの魅力です。本との出会いを通じて新しい視点を得たり、自己成長のきっかけになったりするでしょう。
―学びと出会いを育む図書館
図書館の魅力は本以外にもあります。同じ本を読んだ人と感想を語り合ったり、読書以外の趣味や関心について意見交換をしたりすることで、共感や新たな発見を得ることができます。これらの交流は、情報の共有だけでなく、心温まる人間関係を育むきっかけにもなります。図書館は、「読むこと・知ること・つながること」の楽しさを提供してくれる場所なのです。
最近「本を読んでいない」「誰かと話題を共有したい」と感じているなら、まずは気軽に図書館へ足を運んでみてください。静かな空間で自分だけの時間を楽しんだり、誰かとの会話から新しい世界を知ったりすることができるかもしれません。日々の生活の中で忘れがちな「読むこと」「知ること」「つながること」の楽しさを思い出させてくれる場所として、図書館は私たちにとって重要な存在です。本や人との新たな出会いがきっと待っています。
それぞれの場所で、それぞれの楽しみを。
◆田方広報研究会とは
伊豆市・伊豆の国市・函南町・JAふじ伊豆・伊豆保健医療センターの各広報担当者で構成された、広報紙の進展とその適切な調整を図ることを目的とした研究会です。
