- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県豊川市
- 広報紙名 : 広報とよかわ 令和7年12月号
■豊川市の家計簿
豊川市の財政状況を分かりやすくするために、令和6年度の市の一般会計決算額を市の人口185,441人(令和7年3月31日現在の住民基本台帳人口)で割り、市民1人当たりの金額に換算して、家計で使う項目に例えました。
◎家計と市の財政では、お金の使い方も規模も違うため単純に比べられないところもありますが、おおよそこのようになります。
【収入】
給料(市税など):23万円
親などからの援助(国・県支出金など):20万円
ローンで賄っている額(市債):1万9千円
合計:44万9千円
【支出】
食費(人件費):7万3千円
医療費(扶助費):11万4千円
ローン返済(公債費):2万9千円
自宅の増築(普通建設事業費・災害復旧費):4万9千円
自宅の修繕(維持補修費):7千円
光熱水費(物件費):5万9千円
お祝い金、町内会費(補助費等):5万7千円
証券投資(貸付金、投資及び出資金):5千円
子どもへの仕送り(繰出金):1万7千円
貯金(積立金):1万8千円
来期に支払うお金(翌年度繰越すべき財源):5千円
繰越金(実質収支額):1万6千円
合計:44万9千円
■財政の健全度
令和6年度決算に係る財政の健全度を表す健全化判断比率と、公営企業の経営健全度を表す資金不足比率は次のとおりです。いずれの値も基準を下回り、健全であることが分かります。
◆健全化判断比率
健全化判断比率における実質赤字比率や連結実質赤字比率など4つの指標のうち、確定値が1つでも早期健全化基準以上である場合には、早期健全化が求められます。
《区分、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率》
◇確定値
実質赤字比率:なし(黒字比率6.98パーセント)
連結実質赤字比率:なし(黒字比率26.43パーセント)
実質公債費比率黒字比率:0.6パーセント
将来負担比率:なし(黒字比率88.0パーセント)
◇早期健全化基準
実質赤字比率:11.38パーセント
連結実質赤字比率:16.38パーセント
実質公債費比率:25.0パーセント
実質公債費比率:350.0パーセント
◇財政再生基準
実質赤字比率:20.00パーセント
連結実質赤字比率:30.00パーセント
実質公債費比率:35.0パーセント
実質公債費比率:なし
◆資金不足比率
資金不足比率とは、事業ごとの資金の不足額が、料金収入などに対してどの程度の比率になるかを示します。確定値が経営健全化基準以上である場合には、早期健全化が求められます。
◇豊川西部土地
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇区画整理事業
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇豊川駅東土地
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇区画整理事業
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇水道事業
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇下水道事業
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◇病院事業
確定値:なし
経営健全化基準:20.0パーセント
◆健全化判断比率の指標用語解説
◇実質赤字比率
一般会計などの実質赤字の比率であり、これが発生している場合は、単年度の収支均衡が図られていない状態を示します。
◇連結実質赤字比率
全ての会計の実質赤字の比率であり、これが発生している場合は地方公共団体全体として単年度の収支均衡が図られていない状態を示します。
◇実質公債費比率
公債費および公債費に準じた経費の比重を示す比率であり、公債費による財政負担の程度を客観的に表します。
◇将来負担比率
地方債残高の他、一般会計などが将来負担すべき実質的な負債をとらえた比率であり、これが高いほど地方公共団体にとっての将来負担が多いことを示します。
