くらし 市長コラム一日一笑

■持続可能な碧南市とするために
碧南市はこれまで、高い財政力を活かし、市民負担を極力抑えながら、多くの公共施設をはじめ、質の高い行政サービスを提供してきました。その歩みは、先人の努力の積み重ねによって支えられてきたものです。全国的に見ても、今なお高い水準を維持できていることは、碧南市の大きな魅力だと感じています。
その一方で、近年の物価高騰及び人件費の上昇に伴う急激な経費の増加や不安定な世界情勢、また、これから訪れる人口減少・少子高齢化社会を見据えると、これまでと同じ市政運営を続けていては、将来を担う世代に同じ水準のサービスを引き継ぐことが難しくなっていくことが想定されます。財政非常事態宣言を発出したのは、未来への責任から逃げないための決断でした。守りたいものがあるからこそ、変わる必要がある。私はそう考えています。
碧南市は現在、大きな転換の局面を迎えています。今こそ、一人ひとりの思いをつなぎ合わせ、共感と信頼のもとに持続可能な未来を創ることが必要です。先人が築き上げてきたたこの碧南市を、今を生きる皆様との対話を重ねながら形を変え、未来へつなげていきたいと思います。
そして今後、持続可能な碧南市とするために、大切なのは子どもと教育です。子どもたちが安心して学び、挑戦し、失敗しても受け止められる環境があるかどうかで、その子の未来は大きく変わります。
併せて、若者や女性が働き、暮らし続けたいと思える環境作り、地域経済を支える仕事の在り方も、これからの碧南にとって欠かせないテーマです。
それは、行政だけで実現できるものではありません。市民一人ひとりの思いや行動が重なり、少しずつまちの空気が変わっていく。その積み重ねが、碧南の未来を形作ります。

できることからでいい。完璧でなくていい。少し前を向き、誰かと笑顔を交わせる一日を重ねていく。その先に、きっと「このまちでよかった」と思える碧南の未来が待っている。

私は、皆さんと一緒に、その未来を描いていきたいと思っています。