くらし え~もんみっけ! ~市民レポーターのページ~

市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!

■REPORT 250
◆自然の巡りの中で共に生きている
入鹿出新田で、25年前から自然農に挑戦する中村浩美さん。自然農とはどんなものなのか、挑戦しつづける思いなどを聞いてきました。

25年前に「自然農」という考え方を知り、挑戦してみたいと考え「赤目自然農塾」に1年間通いました。
「自然農とは、耕さず、農薬や肥料を持ち込まず、虫を敵とせず、自然に寄り添う栽培方法です。草が朽ちても、こぼれた種から再び新しい命が誕生するように、自然は、自ずから循環し途切れる事なく、命を巡らせています。そのサイクルに従いながら、『自然』に少し手を貸して、農作物を生産しているのです」と中村さんは話します。

▽自然農を実践します
現在、8人の仲間と自然農を実践している中村さん。畑の一区画に立って「ここは22年、耕していない」と言いながら、足で地面をトントンと踏みしめます。
田植えも稲刈りも全て手作業です。昔ながらの方法で、稲を刈り、束ねます。今では見かけなくなった木や竹を組み立てて稲を干す「はさがけ」に稲を干していきます。
太陽の下でゆっくり干すと、お米の旨味がでて、美味しいお米になるそうです。自宅の倉庫からリヤカーで運んできた足ふみ脱穀機や手動式の唐箕(とうみ)と呼ばれる米の選別機などを使い、お米(籾)を収穫します。機械ではなく、昭和30年代頃までほとんどの農家で使われてきた道具を今も大切に利用しています。

▽自然に従い、自然を享受
「最近では気候変動が著しく、毎年、収穫量が減る状況が続いています。人間には自然を操作することはできないので、変わっていく自然の循環に従っていくしかないし、自分なりにどうしたら適応できるのか、試行錯誤の連続です」と、嘆くのではなく受け入れる姿が自然農を実践する中村さんらしく思えます。
「離農する人が増えていることが、とても残念でなりません。皆さんが、食の安全や自然栽培の重要性について、もっとよく考えるきっかけとなることを願っています」と話します。

◆編集後記 みくる
自然農の考え方は、まさに自然の節理を踏まえた壮大なものだと思いました。また、効率化、コスパ重視という現代の考え方がいかに自然の営みとは別のサイクルで動いているものなんだ…と感じました。

◇今回の取材先
中村浩美さん

■REPORT 251
◆小牧を代表するアーティストになる!
◇Lu.veluloom
ラブラルームの名前は、城間さんと大幡さんの2人が、使いたかったアルファベットの「L」を入れて、全体の響きやリズムを考えて生まれたそうです。「音」へのこだわりが見えてくるようです。

小牧から世界へ〜小牧出身の4人組のアーティスト・オルタナティブロックバンド・Lu.veluloom(ラブラルーム)。
メジャーデビューに向けて着実に力をつけ、活動の場を広げる4人に話を聞いてきました。

味岡中学校出身の4人、尾関隼(おぜきはやと)さん・城間海里(しろまかいり)さん・大幡連太郎(おおはたれんたろう)さん・高和璃空(こうわりく)さんが2023年5月に結成しました。きっかけは、中学3年生の文化祭で4人でバンド演奏をしたことだそうです。高校時代もずっと活動してきた尾関さんと城間さんの呼び掛けに大幡さん、高和さんの2人が加わり、本格的にアーティストとして活動を始めました。

▽結成から2年弱
まだ、結成して2年に満たないバンドですが、オリジナル曲は15曲余、月平均3、4本ライブを開催し、各種オーディションでも注目を浴び、メジャーへの道も遠くないようです。
作詞・作曲は、全て城間さんが担当し、ライブ会場などの調整や外部からの問合せは尾関さん、グループ内での調整は大幡さんなど各担当が決まっていて、みんなで活動を盛り立て、「リーダー」はいないそうです。
それぞれの両親もライブにきて、応援してくれています。

▽夢は必ず叶える!
「ライブでフロアが盛り上がっている時」、「曲が出来上がった時」、「衣装を着た時」と音楽活動をしている時が一番最高の時間と答えます。
メジャーデビューを飾ったあとは「フェス」に出演したい、ドームツアーをやりたいと夢は膨らみますが、パークアリーナ小牧でコンサートをしたい!、市が行っている小学生への「夢の教室」の夢先生にもなろう!と「小牧」を大切にしてくれている気持ちもいっぱいです。
ぜひ、みんなで応援して、小牧の自慢になってもらいたいです。

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※本紙17ページの二次元コードをご参照ください。

◆編集後記 ヤンメイ
想像!?以上に真面目で、真摯な対応で話をしてくれて、音楽に対する想いもいっぱいでした。メジャーデビューをする前に取材ができてよかったです。売れても小牧を忘れないでね。

◇今回の取材先
Lu.veluloom
※出演等の依頼は、右記インスタグラムのDМからお願いします。