- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県小牧市
- 広報紙名 : 広報こまき 令和7年6月号
市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!
■REPORT 258
◆ありそうでなかった! 光るオリジナルキーホルダー
「LEDまもらナイト」というキーホルダーを知っていますか。小牧市のふるさと納税返礼品になっていて、いろいろなシーンで利用できるかなりの優れモノ。製造する会社・OSCの中嶋猛さんに話を聞いてきました。
小牧生まれ、小牧育ちの中嶋さんが、自分の好きな電子技術を磨くため、大企業を退職し転職。キャリアアップと幅広い人脈を手に入れ満を持して起業したのが10年前。
企業との取引も大切ですが、小売りできる商品を開発したいと考え、完成した商品の一つが「LEDまもらナイト」です。LEDなので暗いところで良く光り、充電式なので電池交換が不要で繰り返し使えます。図柄はオリジナルで制作が可能です。
▽「あったらいいな」を形に
夕暮れ時の子どもの登下校や散歩、夜のペットの散歩やランニングなどの他、施錠時の照明やアウトドア、イベント時のペンライトなど、便利な使い方は無限大。
さらにすごいのは、タグ付けにより入出管理システムもできること。幼稚園バスの乗り降りの管理や習い事の入出管理などバッグにキーホルダーを付けておけば、煩わしい操作も不要になります。
▽全国展開する商品も
他にもタクシーの行燈も中嶋さんのオリジナルで、全国から発注があるそうです。LED使用で省エネですが、明るいので良く目立ち、お洒落なイメージが好評なのだとか。
中日ドラゴンズや阪神タイガースの公式応援グッズなども手掛けています。
▽小牧でモノづくりを
「もっと小牧の人に知ってもらいたいし、使ってもらえたらうれしいですね」と、小牧への思いもいっぱいです。
将来は、お店のディスプレイなど一般の人をターゲットにした商品や、ユニークな商品開発、新電力を使った商品、無電力の商品開発などにも携わっていきたいと語ります。
「モノづくり小牧」を牽引する会社になってもらいたいと思いました。
◆編集後記 みくる
柔軟な発想力に、積み重ねてきた技術力。頭に描いたモノが実際に作れるって素敵ですね。これからがもっと楽しみです!
◇今回の取材先
ОSC
場所:久保一色1618-8
【電話】97-4029
【HP】https://oscorpo.com/
・Instagram
・ホームページ
※本紙20ページの二次元コードをご参照ください。
■REPORT 259
◆私には不要だけれど、まだ使えるから必要な人に使ってもらおう!
小牧市と地域の情報サイト「ジモティー」が、ごみの減量や循環型社会の形成を目的として、リユース活動の連携と協力に関する協定を結んだのが、令和6年12月。そして、今年1月17日にラピオ2階に愛知県では2店舗目となる「ジモティースポット小牧」がオープンしました。どんなことができるのか聞いてきました。
「ジモティースポット小牧」は、不要品の持ち込みスポットで、あなたの「もったいない」をなくすお手伝いをしています。
「ジモティースポット小牧」の店長・犬飼理さんは「いらなくなった物=ごみを減らすことだけが目的ではなく、いらなくなった物の受け皿として、また、必要とする人の受け皿として、次に繋げていってくれることが目標」と話します。
▽まずは、行ってみよう!
家庭で使わなくなった物を持ち込みます(無料)。・・たくさんある場合は、まず、来店して台車を借りることも可能です。
引取りカウンターで、簡単なアンケートに答えて、次の人が使えるかどうかをチェックしてもらいます。これで、不要品を捨てることなくリサイクルすることができます。
持ち込みできるかどうかを確認したい人は、下記二次元コードを読み取って確認してください。
また、店内には、持ち込まれたさまざまなアイテム(食器、おもちゃ、本、CD、スポーツ用品、調理家電、生活雑貨、家具、衣料、服飾雑貨、ペット用品などなど)が整然と並んでいます。
店長は「人気の商品や超お買い得品などは店頭に並べるとすぐに売れていきます。じっくり見たり、毎日、ふらっと見に来たりすることが良い物を手にすることができる秘訣かもしれません」と、話します。
価格は、ジモティーアプリ内で取引されている価格を参考に、手に取りやすい設定になっているとのことです。支払いは、現金または、電子マネー・PayPayです。
▽役立っています!
不要品として持ち込まれた物が、次の人へと繋がった量は、1月は4t、2月は8t、3月は11tと増加しています。この量はごみの削減になっているということです。
また、ここでは、無料で回収した本などを児童館へ、コップなどを保育所などへ寄付するなど社会貢献にも積極的に取り組んでいます。
家庭で不要品をごみとして捨てる前に、まずは、「ジモティースポット小牧」へ持っていきませんか。
自分が不要と思っていても必要な人がいるかもしれません。次に繋げることが、ごみの削減=環境問題の取組にもつながります。さらに住みよい小牧になるように皆で力を合わせましょう!
持ち込める物や持ち込めない物など確認できます。
※本紙21ページの二次元コードをご参照ください。
◆編集後記 かおりん
まるで宝探しをしているかのように楽しそうに商品を探している姿が印象的でした。犬飼さんも店員の方も笑顔で対応。そんな「ジモティースポット小牧」に不要品を持って出かけてみようと思います。
◇今回の取材先
ジモティースポット小牧
場所:小牧3-555 ラピオ2階
開館時間:午前10時〜午後8時
休み:年末年始のみ