しごと 福祉のお仕事 第11話

新城市には「新城市福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例」があります。福祉に関わる仕事は多岐にわたり、私たちの生活に欠くことはできません。やりがいと魅力ある「福祉のお仕事」を隔月で紹介します。

「児童養護施設」では、家庭環境に恵まれない2~18歳までの児童と児童指導員・保育士が共に生活し、家庭的な雰囲気の中で児童の健全な成長と社会的な自立を支援しています。
小規模の宿舎に分散して暮らすことで、より一般家庭に近い環境を実現し、思いやりを養っています。
今回は、児童養護施設で働く「児童指導員」の仕事を紹介します。

■お仕事をされている方にインタビュー
児童指導員 土生 純也(はぶ じゅんや)さん

◇この仕事に就いたきっかけは何ですか?
大学の講義がきっかけです。当時、児童指導員とは別の職種を目指して大学へ進学をしましたが、自分のイメージしていた仕事の内容とギャップがあり、何の仕事をしようか悩んでいた時期がありました。その時に他学部の講義で小舎制の児童養護施設を紹介した動画を見る機会があり、漠然と温かいな、いいなという印象を持ち、就職活動の時期にはその気持ちが心の片隅にずっとあったため、児童養護施設の指導員になりたいと考えました。

◇仕事の魅力とは?
常に子どもと一緒にいる仕事です。例えば一緒に食事をしたり、宿題をしたり、遊んだり、時には指導もしたりと、常に子どもと関わります。多くの子どもとの関わりがある仕事のため、子ども一人一人に合わせてどうしたらその子が課題を乗り越えられるのかを考えたり、子どもの特性を意識し、関わり方を工夫したりと、やりがいのある仕事と感じています。時に、大変なこともありますが、子どもが課題を乗り越えた時、出来なかったことが出来るようになった時など、子どもの成長を感じることができ、そこが児童指導員の魅力であると思います。

◇この仕事に興味のある方へのメッセージをお願いします。
児童指導員、児童養護施設の仕事以外にも、子どもと関わる仕事は多くあります。
子どもと関わる仕事の中でも、この仕事はより子どもの生活に寄り添う仕事だと考えています。子どもの生活サポートや子どもが課題を乗り越えるための手伝いなど、子どもとの生活がこの仕事の基盤であり、大切なものであると思います。
子どもが好き、子どもと関わる仕事がしたいと考えている方は、是非一度、児童指導員という仕事について考えてみてはどうでしょうか。

問合せ:こども家庭センター
【電話】23-7621