- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県新城市
- 広報紙名 : 広報しんしろ ほのか 令和7年10月号
■はるかのひまわり山びこ大作戦
「はるかのひまわり」をご存じでしょうか。30年前の阪神淡路大震災で被災し、亡くなられた少女の自宅跡に咲き「奇跡のひまわり」とも言われています。少女が可愛がっていた小鳥の餌のひまわりの種が芽を出して育ち、花を咲かせたそうです。以来、神戸の復興の象徴としても語り継がれました。その種が東日本大震災の被災地である岩手県釜石市にも渡りました。そして釜石市に本市在住の方が復興ボランティアに訪れた際に「はるかのひまわり」の種をいただき、市内のこども園、小中学校、高校、JA愛知東こども農学校で種まきを行い、大切に育てられてきました。
能登半島地震で被災した輪島市では、震災前に行われていた輪島朝市が、地震と火災で朝市通りがほぼ全焼してしまったため、現在も復興していません。昨年の11月には本市で「輪島朝市復興軽トラ市」を開催しました。また、今年の6月に輪島朝市の復興のために、輪島市朝市組合の方々が、しんしろ軽トラ市を視察に訪れました。
8月30日、31日には輪島市で「復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島」が開催され、私も全国軽トラ市の相談役として参加してきました。その際に、市民の皆さんが大切に育ててきた「はるかのひまわり」の花と種を託していただき、輪島市長にお渡しすることができました。
生命力あふれるひまわりの大輪は、「生きる力、生きる喜び、被災で学んだ教訓を忘れない」というメッセージとなり、たくさんの人を励まし続けてくれると思います。能登半島の復興の光の一助になることを願っています。
問合せ:秘書人事課
【電話】23-7623