くらし 特集 野菜の広場で地産地消!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県岩倉市
- 広報紙名 : 広報いわくら 2025年5月号
岩倉市では、毎週水曜日と土曜日の午後0時30分から4時30分まで、岩倉駅東西地下連絡道で新鮮でお得な野菜の即売所「野菜の広場」を開いています。「野菜の広場運営協議会」の4人のメンバーを紹介します!
■野菜の広場とは??
平成7年5月から実施されている「野菜の広場」は、野菜や花などの新鮮で安全な農産物を提供しています。消費者の皆さんが、生産者である農業者の皆さんと『顔が見え、話ができる』関係で岩倉産の農産物を定期的に購入することができる場です。野菜の特徴や美味しい食べ方も教えてもらえますよ!
また、野菜の広場運営協議会では、学校給食に小松菜やみつばなど新鮮な野菜を納品しています。
■鈴井町 桒山さん
農業の道を志したのは、高校生の時。当時はまだ珍しかった水耕栽培に挑戦してみたい、そして代々続く家業の農家を継ぎたいと考えました。水耕栽培は1年間を通して安定して栽培できるため、生産性が高いというメリットがあります。創業時は、みつばの専業農家で始めました。
「野菜の広場」は、立ち上げ時からのメンバーです。当時は研究用ハウスを建てたばかりで、さまざまな野菜を試作して、「野菜の広場」で販売していました。自分の野菜のこだわりをお客さんに伝えつつ意見を聞き、ニーズに答えるよう取り組んでいました。今は、販売する野菜の種類も増え、別に直売所も持っていますが、地元の人と繋がれる「野菜の広場」はこれからもずっと大切にしていきたい場所です。
■八剱町 鈴木さん
「野菜の広場」の立ち上げが平成7年。初めから携わっているので、30年経ちました。うちはカーネーションがメインで、ほうれん草やブロッコリー、ネギなどの野菜もたくさん作っています。農業は天候に左右されたり、虫に悩まされたりと、苦労もありますが、「食」という、人の身体をつくるものを作っているという誇りをもって取り組んでいます。
「野菜の広場」はお客さんの生の声がきけるので「お店で買ったお花より持ちが良かったよ」などの感想をもらえて励みになりますね。常連になってくれている人の期待を裏切れないですから、これからも新鮮な野菜や花をたくさん出せる場所として続けていきたいです。前日や当日に収穫するので、野菜の新鮮さはスーパーには絶対負けない自信がありますよ!
■大市場町 服部さん
祖母や両親が畑をやっているのをこどもの時から手伝っていて、「農業」は自分にとってとても身近なものでした。畑仕事と両立できるようにと家で出来る仕事を選び、若い頃は自宅で学習塾をやっていました。
私は定番でない珍しい品種を作るのが好きで、挑戦しています。苗を植えたあとの「どう育っていくんだろう」というワクワク感が農業の醍醐味です。失敗もありますが、なぜ失敗したのかを考えて課題をクリアしていく楽しさもありますよ。
力を入れているのは母と伯母が残してくれた柑橘類を中心とした果物です。一年を通して何らかの果物があるよう心がけていることと、山菜等も出していますので、季節・旬を楽しむアイテムとしてご利用ください。
■野寄町 三輪さん
もともとは祖父が「野菜の広場」のメンバーでしたが、代替わりして、僕が出るようになってから10年くらい経ちます。
「野菜の広場」では他のメンバーが定番の野菜から珍しいものまでいろいろ販売していますが、消費者の皆さんの選択肢を増やせるといいなと思い、他のメンバーと被らないものを作ろうと、今はカラフルなニンジンやパクチーなどを販売しています。
「野菜の広場」の魅力は何と言っても消費者であるお客さんと向かい合って話ができることです。自分のこだわりの野菜がアピールでき、さらにお客さんのニーズも直接聞くことができます。岩倉駅の改札の前で開いているので、市外の人も大勢来てくれますよ。岩倉がにぎやかで活気のあるまちだと知ってもらうきっかけになっていれば嬉しいです。
■野菜の広場で買える!旬の野菜
▽春
菜の花
タマネギ
キャベツ
スナップエンドウ
▽夏
トマト
なす
ゴーヤ
オクラ
きゅうり
▽秋
さつまいも
かぼちゃ
柿
さといも
▽冬
ネギ
大根
白菜
カリフラワー
「他にもいろいろ販売しています!ぜひ見に来てください。」
■お客さんの声
「駅地下にあるので、利用しやすいです」
「新鮮な野菜がお手頃価格で買えるのが嬉しいです」
「スーパーでは見かけないような野菜もあるのがいいですね」
■野菜の広場のメンバーを募集しています!
▽野菜の広場について
岩倉駅東西地下連絡道
毎週水曜日・土曜日 午後0時30分~4時30分
(始まりと終わりの30分は、全員で販売。それ以外は当番の人が販売)
▽入会資格
市内の農産物の生産者
原則、年間を通じて出品ができ、毎週水曜日・土曜日の当番に参加できる人
定例会、総会に出席できる人
▽活動について
総会年1回、定例会月1回(会計報告や当番の決定など)、視察研修
月に4~5回程度当番あり
「4月に本町の石川さんが新規加入し、5人になりました!」
問合先:商工農政課農政グループ
【電話】38-5812