くらし 防災士の手帳

■実際に体験してみる大切さ
数年前の正月にコンクリートの上で野宿をしたときの話です。快適温度-10度対応の寝袋を使い防寒着を着込んだ状態で眠ろうとしたのですが、寒さで眠ることが出来ませんでした。地面に延々と体温が奪われ、時間が長く感じます。
この時の経験から外気温と寝袋のスペックだけでなく、地面との間にアルミシートでもダンボールでも何かを敷くことの重要性を認識しました。
このように実際の環境に身を置くと机上では見えていなかった部分が見えてきます。平時から数日水道が止まった想定で実際に暮らしてみる、備蓄品だけを食べて暮らしてみる、暖房器具なしで暮らしてみるなどの縛りを設けて体験してみると、見落としている自分に必要なものが見えてきます。心に余裕があるときに実際に体験してみるのも良いかもしれません。
防災士 永吉 慶一