- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年8月1日号
■言葉を選ぶ力を育てよう〜SNSと人権を考える〜
SNSは、情報収集や人とつながる手段として多くの人に利用されています。最近では、利用者の低年齢化が進み、子どもたちにも広がっています。一方、顔が見えないやりとりでは誤解が生じやすく、何気ない一言でトラブルになることもあります。また、不確かな情報をうのみにし、偏見や差別が広がることも心配されています。
では、子どもたちに「SNSは使わないで」と伝えることで問題は解決するのでしょうか。大切なのは、子どもたちがSNSを使わないことではなく、正しい使い方を知り、身に付けていくことです。学校だけでなく、家庭や地域の中でも、SNSの適切な使い方について話し合い、相手を思いやる言葉選びや正しい情報を見極める力を育むことが健全なSNS利用につながります。
また、SNSは誰でも自由に情報を発信できますが、その自由には責任が伴います。匿名であっても、何気ない一言で傷つけてしまうこともあります。発信する前に「この言葉で相手を傷つけないだろうか」と立ち止まって考えることが大切です。
一人一人が思いやりと責任を持って行動することで、誰もが安心してつながる社会を築いていきましょう。
[人権啓発推進本部こども部会]
問合せ:教育総務課
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