- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県桑名市
- 広報紙名 : 広報くわな 令和7年8月1日号
■社会参加と地域貢献が、自身の健康増進や介護予防につながる
介護支援ボランティア制度
▽介護支援ボランティア制度とは
高齢者がボランティア活動に参加することにより、社会参加や地域貢献を実現でき、高齢者自身の健康増進・介護予防を狙いとした「介護支援ボランティア制度」。対象は市内在住の65歳以上の人で、登録時にボランティア手帳を受け取り、活動を開始します。活動場所は、市内にある99カ所(令和7年4月3日現在)の受け入れ施設です。活動後には手帳にスタンプをもらい、集めたポイントに応じて交付金をもらうことができます。
活動内容は、受け入れ施設によって異なりますが、催事に関するお手伝いや利用者の話し相手、散歩補助など、難しいことはありません。また、健康推進委員や民生委員などと一緒に活動することも多いため、地域に関する情報を得ることができ、地域への愛着や交流を深めることができます。
▽介護現場をより良いものにするために
この制度は、登録者の介護予防などを目的としながらも、受け入れ施設、特に介護施設にも多くのメリットがあります。慢性的な人材不足に陥っている介護現場においては、イベント時の手伝いや話し相手といった「ちょっとしたお手伝い」にも人手が必要なため、専門知識を必要とする支援に多くの人と時間を割り当てることが難しい状況です。介護現場をより良いものにしていくためにも、介護支援ボランティア制度が注目されているのです。
《活動の流れ》
▽登録
社会福祉協議会で介護支援ボランティアの登録をし、ボランティア手帳を受け取ります。登録には介護保険者証とボランティア保険の加入が必要になります。
↓
▽活動
受け入れ施設一覧から活動先を選んで、活動日を相談。活動スタート。
↓
▽スタンプGET
活動終了後、手帳にスタンプをもらいます。活動1時間につき1スタンプ、1日最大2スタンプまでです。
↓
▽ポイント申請and活用
社会福祉協議会で申請し、交付金を受けとります。
◆「門前の宿」では市健康推進委員の皆さんも活躍しています
「皆さんの楽しそうな様子を見ていると、こちらも元気になります。地域の知らなかったことを教わる機会にもなっているので、勉強にもなり、楽しみながら参加しています。」
「「門前の宿」にはみんなに会えるのを楽しみに、毎週通っています。こういう場があると、家にこもりがちになるのを防げるのでありがたいです。」