くらし まずは知ることから『人権ってなぁに?』

■外国人との共生と人権
近年、市内で暮らす外国人住民は増加しており、7月末時点で6500人を超える外国人が生活しています。一方で、日本人住民と外国人住民の間には「言語の壁」「制度の壁」「心の壁」があります。日本語能力には個人差があり、日本語を勉強している外国人住民の中でも、救急や災害時に命を守る行動がとれない場合や、意思疎通が図れず本来の意図とは異なる伝わり方をしてしまう場合があります。
市では、外国人を対象としたAED講習や119番通報の練習の機会として、8月に「やさしい日本語で命を守ろう」を開催しました。「やさしい日本語」とは、外国人などにもわかりやすく簡単にした日本語のことで、日本人と外国人が共生する上で大切なコミュニケーションツールとなっています。参加した人たちからは、「初めてAEDを使ったけど日本語を話すことに驚いた」「もし目の前に倒れている人が居たら、今日の練習を思い出したい」などの意見があり、緊急時に命を守る第一歩となったのではないかと思います。
国籍に関わらず、全ての人が安心して暮らせる共生社会をめざしていきましょう。
[人権啓発推進本部外国人部会]

問合せ:ブランド推進課
【電話】26-1512【FAX】24-2474